10月4日、熊本記念in久留米最終日6レースで行われる121期生の競輪ルーキープラスレースを展望していきましょう。
9月に行われた競輪ルーキープラスでは愛知の纐纈洸翔が捲りで勝っておりました。
この競走を見ると、競走を予想する上で、まず全員単騎だと積極的に出る選手が分かりづらいというのがありました。しかし、これは普段からの競走を見るとおぼろげながら見えてくるところがあります。バックを積極的に取りに行く選手が口火を切ります。これは、主導権は絶対自分が取るんだという気持ちが大きく働きます。前回では梅崎隆介がかまして出ています。当然、この先行を待っている選手もいるわけで、前々に踏んで、飛びついて前を抜けば優勝を狙う作戦もあるわけです。
競走は生き物ですから一概にどうなるとは言えないですが、各選手によってプライドを懸けるところが微妙に変わります。主導権を取って優勝したい←これは逃げ切り勝ちですよね。優勝したい←先行でも捲りでも追い込みでも何でもして勝ちを狙いにくる気持ちの現れです。
この部分をしっかり読み切って今回の競輪ルーキープラスを予想して見ると競輪は更に面白くなると思います。
さて、そういった観点で現状のデータで見ると、
徹底して逃げて勝っているのが山口多聞です。バック18本。そしてA級2班に特別昇班したばかりです。大宮でバックを取っていませんが、500バンクですから、400で見ればバック線を取っているタイミングで発進しています。この選手が主導権を取ってくる公算は強いと思います。
競走得点で見ると
安彦統賀の82.90が一番高いですね。
A級2班に昇班して、優勝はないものの1着は取れています。今回の中心になりそうな気配ですね。やはり勝っている選手が強いですから当然優勝候補として上げられます。
外せない選手は東矢圭吾です。A級2班に昇班していますので当たり前に強い。が、まだ1着が勝ち上がりで取れていないのが気がかりです。勝ち上がりで勝ち切る強さが欲しいですね。
後はライン構成です。埼玉の山口多聞と安彦統賀、熊本の松本秀之慎と東矢圭吾が並ぶのかですね。並ぶとまた競走の展開が大きく変わってきそうです。この辺りはレース当日にチェックしたいですね。
競輪選手としてデビューし、トップを目指す選手たちに是非声援を送ってください!