2月5日に川崎競輪でS級特進を決め、森田一郎選手、阿部英斗選手に続き125期3人目の特進を果たした栗山和樹選手。
川崎は同じく特進をかけた塩島(嵩一朗)選手との対戦だったが、塩島選手との激しいもがき合いの末、栗山選手がS級特進を決めました。
初S級戦となる熊本FⅠでは3日間バックを取る競走で2着1着決勝5着と好結果を残しました。このまま好調が期待されたところ、練習中の落車でケガをしてしまったそうです。残念ながらルーキーチャンピオンレース欠場となりました。
約1か月ぶりのレースは苦しい競走となりましたが、「順調すぎるとケガをするって言われているので、洗礼を受けた感じです」と朗らかに話す栗山選手に、その精神的な強さを見たような気がします。
これからの栗山選手の走りが気になりますね!
同期は強い子ばかりなので負けないように頑張りたいですね!
-特進した時の感想はいかがでしたか?
「同期の塩島(嵩一朗)君に勝って特進できたので嬉しかったですし、2回目だったので、素直に嬉しかったですね」
-同期でバチバチにやり合いましたね。
「そうですね(笑)、塩島君も特進がかかっていたので2人とも負けられない感じで、力が入りました」
-塩島選手とも仲いいし、レース後はなんて言ってもらいましたか?
「『素直に強かった』って言ってもらいました。でも、塩島君の方が強いので、勝ててよかったです」
-特進後に、練習中にケガをした時はどんな心境でしたか?
「でも、順調にきているときにケガをするって言われたので、洗礼を受けたみたいな感じですね(苦笑)」
-鎖骨骨折したんですよね?
「はい、自転車競技もやってきたんですけど、鎖骨骨折は初めてでしたね」
-ケガをする前の熊本FⅠが強かっただけに苦しかったですね。
「あの開催は全日本選抜が近くにあったのもありますけど、でも、決勝まで行けたのは嬉しかったですね」
-自力であれだけ結果を出せたのはすごいと思います。
「いやいや、特進している子は強いので、森田(一郎)君も阿部(英斗)君も自力で強いですし、僕は普通くらいですよ(笑)。負けないように頑張りたいですね」
-125期は強いですね。
「はい、皆どんどんあがってきていますしね。中石(湊)君もS級にあがってきたし、頑張らなあかんですね」
-ケガでルーキーチャンピオンレースに出られなかったのは?
「…素直に悔しかったですね。強い子ばっかりだったので戦いたかったですけど、仕方ないですね」
-南部翔大選手が『ルーチャン一緒に走れなかったのは残念だけど、ヤンググランプリを栗山さんも一緒に走りたい』と言っていました。
「そうですね、ヤンググランプリに出られるなら出たいですね」
-今の目標は?
「一応、ヤンググランプリの選考期間に入っているので点数をあげたいですけど、今の状態なんで…出られるように頑張りますが、来年はしっかり出られるように頑張りたいと思っています」
-S級にあがれたからには特別競輪も目標ですよね。
「そうですね、大学の同級生の志田(龍星)君も出ているし、周りの皆も頑張っているので出られるように頑張りたいですね」
-志田選手と一緒に練習することは?
「一緒の大垣なんで、一緒に練習しています。若手はだいたい大垣なんで切磋琢磨してやっていますね」
-練習環境はどうですか?
「日本一なんじゃないかと思うくらいレベルが高いので、いい練習ができています」
-全日本選抜の時に山口富生選手が『中部の若手を強くしていきたい』と言っていましたが、栗山選手はその中の1人だと思います。
「皆、強い子ばかりなので一緒に頑張っています。1人でも多く中部から出られたらチャンスだと思うので、そういう感じで頑張りたいですね」
-養成所時代を見ていると捲りが多かったイメージですが、今は先行基本ですね。
「捲りや位置取っての競走の方が好きですけど、今は先行でやっています。いずれ回ってくると信じてやっていますね。今は自力で力をつけてっていう感じですね」
-125期同士で連絡とり合ったり、競走の話をしたりするんですか?
「南部君はずっと連絡取り合っていますし、岸和田に出稽古に行っているので、仲良くやっています。油谷(蒼)君のところとか明石まで行ったり、色んなところに行ったりして練習しています」
-それは強くなりたいから?
「そうですね、同じ練習環境ばかりだと慣れてきちゃうので、色んな刺激を入れてやっています」
-ファンの皆さんへの
「いつかGⅢを獲れるように、GⅠに出られるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」