今年の総決算であるKEIRINグランプリ。負け越しているファンの方もここを勝てば、全て良しです。
そのグランプリのメンバーも出揃い、いよいよです。
ここまでの戦い方を見ると、古性がやはり断トツです。戦績もそうですが、内容も他を圧倒しています。次にノンタイトルではあるものの眞杉と感じます。この2人の共通点は攻め幅と強気に展開に逆らう事です。このグランプリでも両者が展開を掻き乱す存在になりそうです。ただ古性は脇本との前後次第かもです。
その並びの事に関しては、まず清水が新山に付けるかです。そして近畿の前後です。よって4つの展開が考えられます。近畿の並びは清水の選択に左右される可能性もありますが、基本は脇本が前と考えるなら、展開は2つです。
清水が新山に付けば、北井と新山の叩き合いが基本のレースになります。しかしここまでの清水の走りを見ると、それは新たな選択肢になります。ゆえに北井の先行一車を巡ってのレースとまず考えます。南関ラインがすんなり先行なら、やはり郡司が優位です。ただ南関2番手、3番手は競りを得意としておらず、攻められれば一瞬に崩壊する並びです。しかし他の選手もそこを攻めるかどうかも迷う所です。それは北井が本調子では無い事です。グランプリまでの1か月で現状が回復されてるかどうかです。競輪祭のままなら、あっさりと捲れると読むでしょう。ただその4番手は眞杉と清水での取り合いになる可能性が高いです。それを嫌って眞杉は番手で粘る選択肢もあります。枠にもよりますが、イン粘りならあっさり取り切る。そこから脇本に合わせて出て行く作戦になります。
仮に古性が近畿ライン先頭なら、この位置を古性も狙う事もあるでしょう。郡司と古性はよく絡みますからね。北井の先行一車になれば、脇本の捲りで近畿ワンツー。新山、清水ラインが形成されるなら、叩き合いを捲る脇本になり結果は同じと感じます。ただスタートで新山が前受けなら突っ張ると見せかけて、4番手も少し考えられます。タイミングにもよりますが、そこは眞杉と位置が被るかもです。この想定並びなら、本線は近畿両者。そこに眞杉が絡むレースとなりそうです。
記者会見、そしてグランプリを楽しみにしたいです。