第69回オールスター競輪(GI)と第2回毎日新聞杯女子オールスター競輪(GI)のファン投票が4月10日から5月10日まで行われ、6月22日にファン投票結果発表記者会見が開催されました。
眞杉匠選手が初のファン投票1位を獲得し、児玉碧衣選手は10年連続10回目の1位に輝きました。眞杉選手は「近畿勢には負けたくない」とさらなる飛躍を誓い、児玉選手はパールカップで負ったケガへの思いや悔しさ、そして「だからこそオールスターで頑張りたい」という強い決意を語ってくれました。

眞杉匠(栃木・113期・S級S班)
「ドリームレースはしっかり期待に応えられるようにしたいです」
-高松宮記念杯競輪の決勝は、少し眞杉選手らしくないレースでしたね。
「近畿ラインの後ろも考えていましたが、2着、3着は堅くても優勝には近いようで近くないので、仕掛けたところでスピードをもらって自分で仕掛けようと思っていたんです。でも、うまくレースにハマらなかったですね。道中で判断を変えなければいけなかったんですが、その判断力が足りませんでした」
-松山競輪場との相性はいかがですか?
「前回走ったのは、特別昇級してS級に上がったばかりの頃でした。どうやっても勝てるビジョンが持てなかったのが松山でしたね。特別昇級した人はみんなS級でも勝っているじゃないですか。でも、自分は例外だったみたいで(笑)」
-では、成長した姿を松山のファンの皆さんに見せられますね。
「あの頃は20歳か21歳くらいだったので、5年ぶりくらいになります。その間は全プロで走ったくらいですかね」
-あまりいい思い出ではなかっただけに、払拭したいですね。
「そうですね。9着3回だったのはあの時だけなので、払拭したいです」

-昨年は2位、今年は古性優作選手を抑えて1位となりました。
「正直、投票時期が良かったおかげですね(笑)。昨年2位で、今年は1位。本当に感謝しかないです。まさかの結果でした」
-1位で迎えるドリームレースには、どんな思いで臨みますか?
「しっかり期待に応えられるようにしたいです。昨年も2位でドリームレースに出場しましたが、単騎で、しょうもないレースになってしまったので、今年は吉田(拓矢)さんと一緒に頑張りたいですね」
-打倒・近畿勢ですね。
「そうですね。ことごとくやられていますからね。2人合わせても古性(優作)さんの賞金に追いついていないので、それが現状ですし」
-後半戦で巻き返したいですね。
「はい。頑張っていきたいです!」

児玉碧衣(福岡・108期・L級1班)
「今は強くなりたいという気持ちが湧いてきて、本当によかったと思っています」
-改めて、ファン投票1位の率直な気持ちは?
「毎年1位に選んでもらって、そのたびにとても嬉しかったんですが、今年の1位は今まで以上に嬉しかったです!」
-佐世保バンクの印象は?
「ビッグレースで佐世保を走ったことがないので何とも言えませんが、けっこう好きなバンクです」
-ケガの状況はいかがですか?
「捻挫ですが、久留米に帰ってから入院して、毎日、掛かりつけの先生に治療器を使って治療してもらいました。この記者会見に出られるようにとお願いして、集中して治療したので歩けるようになりました。痛み止めを飲まないとすごく痛かったんですが、今は……痛みに慣れたというのもあるかもしれませんが、だいぶ良くなってきていると思います。本当にご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
-それでも、一番悔しいのは児玉選手自身ですよね。
「本当に何をやっているんだって感じなんですけど……。悔しくて、メンタルが折れかけました」

-パールカップに出場していた他の選手たちも心配していました。
「みんなが励ましてくれて、その時は気持ちも紛れていたんですが、一人になるとズーンときていました。パールカップはずっと相性が悪くて、2年ぶりに決勝に乗れたのに、こんなところでケガをするのかって。本当に悔しかったので、その思いをオールスターにぶつけたいです」
-ウエイトトレーニングも始めたそうですね。
「まだ重い重量を扱っているわけではなく、身体を壊さないようフォームを確認している段階です。結果につながるのはまだ先ですが、『もっと強くなりたい』という気持ちが出てきたので、角(令央奈)さんに『ウエイトトレーニングもお願いします』とお願いして、一歩踏み出しました。
今までは『お金を稼ぎたい』という気持ちが強かったんですが、今はそれ以上に『勝ちたい』『結果を残したい』という気持ちが大きくなっています。自分自身、その変化は良かったと思っています。何となく惰性でやっていた部分もあったので、強くなりたいという気持ちが湧いてきたことを前向きに捉えています」
-強くなろうと思ったきっかけは?
「やはりフレームを昨年末のガールズグランプリから新車に替えて、セッティングもガラッと変えるなど新しいことに挑戦した時に、『まだ自分は戦える』という手応えを感じたことが大きいですね。それが『もっと、もっと強くなりたい』という気持ちにつながりました。
周りからは以前から『早くTS9に乗った方がいいよ』と言われていたんですが、私は人に言われて動くより、自分で納得して決めて動くタイプなので、そのタイミングが昨年のガールズグランプリだったと思います。もがく距離も伸びてきましたし、徐々に踏み上げることもできるようになりました。新しい発見もあって、最近は競輪を楽しみながら走れています」