3月18日、**いわき平競輪場**において、佐藤慎太郎選手(福島・78期)の通算500勝達成を記念した表彰式が行われた。
佐藤選手は1996年8月14日、いわき平競輪場でデビュー。2026年3月1日、久留米競輪場で1着を挙げ、デビューから29年8か月での500勝達成となった。
表彰式には地元ファンはもちろん、全国各地から多くのファンが詰めかけ、その人気の高さを改めて印象づけた。トークショーも大いに盛り上がり、「グランプリで待っているよ!」という声も多く聞かれた。

やり切った一日を、これからも積み重ねていきたいです!
――500勝達成の感想からお聞かせください。
「一つ一つ積み重ねてきた結果が500勝だと思っています。これは自分一人の力ではなく、連携してくれた仲間のおかげですし、健康に走り続けられていることにも感謝しています。長い期間走り続けてきたからこそ積み上がった数字だと思うので、素直に嬉しいですね」

――印象に強く残っている1勝を挙げるとしたら?
「骨盤骨折のケガから復帰した2場所目、日本選手権(GI)の負け戦での1勝です。あの時は『こんなに大きなケガをするくらいなら、選手でない方が楽なんじゃないか』と考えたこともありました。でも、1着を取ってファンの皆さんから声援をいただき、さらに前を走ってくれた山岸(佳太)君から『慎太郎さんの1着に貢献できて嬉しいです』と言ってもらって、いろいろな思いを感じました。改めて競輪の良さを実感しましたし、1着を取った時の喜びや達成感を再確認できたという意味でも、強く印象に残っています」
――もっと早く達成していそうな印象があり、意外でした。
「正直なところ、そこまで1着にこだわっているわけではないんです。1着よりも価値のある2着もあると思っていますし、何を優先するかということですね。もちろん、取るべき場面ではしっかり取りにいきますが、自分の役割を放棄してまで1着を狙うのは違うと思っています。むしろ、脚力や気持ちに余裕があり、レース全体を見渡せる時こそ、自分の理想とする走りをしたい。ただ、いずれはそれができなくなる時が来るとも思っています。前に踏むことだけしかできなくなる時が来る。その中で、前の選手も後ろの選手のことも考えられる余裕がある間は、自分の役割を最優先したいですね」

――次の目標は?
「何勝という数字ではないですね。一日一日を燃え尽きたいと思っています。『もう少しこうすればよかった』という思いを残すことなく、『今日もやり切った』と思える一日を積み重ねていきたいです」
――ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「限界? 気のせいだよ!」

来場したファンのために、急遽サイン&写真撮影会も実施された。