昨年の12月23日に日本競輪選手養成所を早期卒業した市田龍生都が2025年1月4日から6日の松戸FIIナイターで完全優勝を達成しました。
前検日は初めての管理受付、医務検査、車体検査等、慣れないことばかりで若干、緊張した様子が見られました。前検日は雨だった為、バンクに入れず、ローラーで脚を回そうとしましたが、場所が取れず、市田の口から「ピエン」という言葉が漏れていました。
迎えたデビュー初日は脚見せ前から明らかに緊張感が漂っていました。
デビューレースは想定通りではない走りになってしまったが落ち着いて走り、堂々の1着。デビュー初戦を前評判通りに1着で飾りました。
レース後のコメントは「発走前、敢闘門を出たところで高まった緊張と観客からの大きな声援で、精神的になんだかよくわからない状態になってしまった。反省すべきポイントがあったので二日目以降はそれを修正したい」と本人談。
2日目は浮足立つこと無く、打鐘前先行逃げ切りを決めました。
最終日、A級チャレンジ決勝は、かなり強い雨の中で行われました。市田は初手は中団に位置し、残り2周半で、後方に一旦下げて前の様子を伺う。前が動くと打鐘前から踏み込んで残り1周前では先頭に出て、先行態勢に入るとそのまま後続を千切ってゴール。冷静なレース運びだったと思います。早期卒業をした実力、前評判通りの強さを3日間通してみせたと思います。
この後6連勝してA級2班、9連勝してS級2班に特別昇級をしっかり達成してほしいですね。
市田のこの後はナショナルチームの沖縄合宿に合流し、2月9日から11日の松阪FIIナイターに出場する予定です。