大阪・関西万博協賛 第66回朝日新聞社杯競輪祭(GI)を脇本雄太選手が優勝しました。
競輪祭はなかなか近畿勢が獲れない大会と言われていて、脇本選手本人も獲りたかったタイトルと話していた通り、加藤晶氏以来の59年ぶりの近畿優勝となりました。
これでタイトルを獲ってグランプリ出場を決めた脇本選手、今年のグランプリも古性優作選手とワンツーを目指したいと話していました。高みを目指し続ける脇本選手の走り、グランプリも2025年も大注目しかないですね!
ファンの方々や近畿の後輩たちに感謝いっぱいでした!
-優勝の心境はいかがですか?
「準決勝から近畿勢の後輩に助けられた大会だと思います」
-勝ってグランプリが決まりましたが、どうですか?
「昨年のオールスターの大ケガから1年少し経ちましたが、ようやく復調の気配が見えてきたのかなと思います」
-決勝戦はどう考えてましたか?
「基本的には前受けでしたが、スタートで前が取れなかったので、寺崎(浩平)君が後ろからしっかり駆けてくれました」
-寺崎選手についていていかがでしたか?
「すごい気迫だったし、僕もしっかりついていかなきゃという意識をしていました」
-別線の動きはどうでしたか?
「最終ホームからいつでも行けるように構えてはいたんですけど、犬伏(湧也)君がすごいスピードでかなりきつかったです」
-ご自身で出ていく決断をしたのは
「ただ、これに関しては前回の親王牌の決勝の失敗があったからこその成果だと思っています」
-ゴールまで向かう最中は後ろにいるのはわかっていましたか?
「誰か後ろにいるなと思ったんですけども、もう無我夢中でした」
-優勝の実感はいつでしたか?
「ハンドルを投げたとこまでは優勝は確信できませんでした」
-その後は大声援が待っていましたね。
「お客さんの声援に応えたかったんですけどあまりにもきつくて(苦笑)、ハンドルから手が離せなかったです。出し切ったなと思います」
-自転車を降りてから深々と頭を下げる姿が印象的でした。
「ファンの方々もそうですし、近畿の後輩たちに感謝いっぱいでした」
-初戦9着からのスタートでしたが、今大会はどんな6日間でしたか?
「自分の中では苦しい展開が続くなと思っていたので、しっかり挽回したいと思ってました」
-6つある内の5つ目のタイトルを獲得ですね。
「近畿勢はこの大会に相性が悪いので、それを払拭するためにも今回、優勝できてよかったです」
-あとは全日本選抜でグランドスラムになりますね。
「その辺りは意識せずに、まずはグランプリに向けて頑張りたいと思います」
-ファンの皆さんへのメッセージをどうぞ。
「今回、近畿の後輩達のおかげで優勝することができました。また、しっかり力をつけて、グランプリも近畿勢でワンツーを決められるように一生懸命に頑張ります。応援よろしくお願いします!」
脇本雄太(わきもと・ゆうた)
福井・94期・S級S班 1989年3月21日生まれ。身長180.0㎝ 体重72.4㎏
Q 2025年はどう走りたいですか?
「来年1年はもっと近畿で盛り上がっていって、全てのGIで近畿勢が優勝できるように一丸になって頑張りたいと思います!」