大阪・関西万博協賛 第33回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)は古性優作選手が優勝を飾りました。
決勝戦を振り返って「複雑な感じです…」と話していたが、ピンチの展開の中でも瞬時の反応の高さは流石のひと言です。また、最後の動きも「身体が勝手に動いて反応した感じ」ということですが、そこに古性選手のGIにかける想いの強さがうかがえます。
これで寬仁親王牌を連覇し、古性選手の夢であるダブルグランドスラムに近づきました。彼から初めて「ダブルグランドスラム」と聞いた時は厳しいのではと思っていましたが、ここまで来るとあともう少しとワクワクしますね! 競輪祭も期待したいです。
これからも応援してもらえるように頑張ります!!
-優勝した今の心境は?
「ちょっと複雑ですね…」
-どの辺りが複雑ですか?
「寺崎(浩平)さんも頑張ってくれたし、脇本(雄太)さんも頑張ってくれましたが、新山(響平)君もすごかったし、郡司(浩平)君もすごかったので、ちょっと自分だけになってしまい複雑な感じです」
-初手から前受けでしたが、そこから突っ張る作戦だったんですか?
「はい、寺崎君もそうしたいと言っていたので」
-打鐘前で少し離れる感じもありましたが。
「寺崎君のダッシュがすごくて、ちょっと車間が空いたので、外から迂回して追い上げていきましたが、そこはちょっと迷惑をかけたかなと思います」
-すかさず連結したところに郡司選手が来て、最終バックでは脇本選手も内に差してましたが。
「そうですね、郡司君が脇本さんを押し込んだ時に、脇本さんが寺崎君の内に行っちゃって、踏むところがなかったので、そこからは自分で外を踏もうと思いました」
-外に佐々木(悠葵)君が来ていましたが、冷静に見てましたか?
「僕も迂回して脚を使っていたし、佐々木君も来たのはわかったんで、一回張ったんですけど、それを乗り越えていくような感じで、もう負けパターンに入ったかなと思ったんですけど、内が空いたのでそこを踏んだ感じですね」
-周りの状況を冷静に見ていたように見えました。
「内を踏むというのは100%頭になかったんですけども、身体が勝手に動いて反応した感じです」
-優勝を勝ち取りました。
「嬉しいですね」
-連覇に関しては?
「特には(苦笑)」
-これでダブルグランドスラムという目標に
「はい、そこに一歩近づいたなと思います。あとは日本選手権と競輪祭を獲らないといけないんで頑張りたいと思います」
-ファンへのメッセージをどうぞ。
古性優作(こしょう・ゆうさく)
大阪・100期・S級S班 1991年2月22日生まれ。身長168.0㎝ 体重77.0kg
Q 競輪祭とグランプリもありますがどうですか?
「いつも通り、しっかり頑張ります!」