第20回サマーナイトフェスティバル(GII)に続き、眞杉匠選手が第40回共同通信社杯競輪(GII)を優勝しました。
決勝戦は後方になるピンチの展開でしたが、空いたコースを縫うように踏んでゆき、古性優作選手とのゴール勝負を制して地元優勝を決めました。宇都宮競輪場の大声援に応えるようにガッツポーズをみせた眞杉選手。サマーナイトフェスティバルで前半戦の悔しさを後半に巻き返していきたいと話していましたが、その言葉通り、オールスターも決勝優出、共同通信社杯は優勝、と快進撃を続けています。残り2つのGIも眞杉選手の存在が増していきそうで、期待はさらに高まります!
-優勝の気持ちから教えてください。
「もう素直にホッとしてます!」
-どういった辺りが?
「これでだいぶグランプリに近づけたのと、地元でのビッグレースはなかなかないので、そこで優勝できたことはすごく嬉しいです!」
-地元で共同通信社杯競輪の開催が決まった時はどんな心境でした?
「前回のウィナーズ(2022年)は二次予選で敗退しているので、それもあり緊張していたんですけど、でも、あの時よりは落ち着いて走れたのかなと思います」
-レースを振り返って、前受けからスタートでしたね。
「作戦通りではなかったんですけども、その場その場で考えるって作戦に決めていました。でも、道中、最終ホームで後手を踏んでしまったので、あとは自分を信じて前に踏むだけでした」
-最終ホームは8番手になりましたけど、どうやって巻き返そうと思ってました?
「そこで焦っても仕方ないので、いつもの練習だと思って踏みました」
-地元の利ですね。
「あるんですかね。もう高校生の頃からずっと走っているので」
-仕掛けていって、直線のデッドヒートはいかがでしたか?
「バックで仕掛けた感じは外に行くよりも内だなと思ったので、内にいって正解だったと思います」
-最後は古性優作選手との伸び比べはどうでしたか?
「もう本当に最後までわからなかったんですけど、伸び勝ててよかったです」
-優勝の実感はどこでしたか?
「ゴールした瞬間にわかりました」
-前検日は少し緊張していたようでしたが?
「前のウィナーズに比べればメンタル面はだいぶいい状態で入れたと思うんですけど、直前の練習に深谷(知広)さんと寺崎(浩平)さんが来て一緒に練習したんです。そこではあまり感じよくなくて、その状態面の不安はありました(苦笑)。でも、初日に自転車のセッティングをいじったらだいぶよくなって、もっとって思ってたら二日目は悪い方に出てしまったけど、その後にまた自転車をいじってだいぶよくなったので、それでメンタル的にも気持ちの余裕ができたかなと思います。決勝は緊張というより、ものすごく楽しみと思って走れました。そういう時の方が力は発揮できますね」
-これで賞金を積み重ねたことも大きいですね。
「そうですね、前半戦が出遅れていて(グランプリ)圏外にいたので、サマーナイトフェスティバル優勝でだいぶ勝負圏内に入ってきて、今回でだいぶ気持ち的に楽になったと思います」
-あと2つGIが残っていますね。
「そこで優勝して、グランプリに出られるように頑張りたいです」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「地元の共同通信社杯競輪で熱い応援ありがとうございました! 今年もGIを優勝して、グランプリに出られるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!!」
眞杉匠(ますぎ・たくみ)
栃木・113期・S級S班 1999年2月1日生まれ。身長175.6㎝ 体重76.0㎏
Q 大声援はいかがでしたか?
「昨年の地元GⅢの声援もすごかったんですけど、今回もすごい声援ですごい気持ちよかったですね!」