第67回オールスター競輪(GI)の6日間の戦いは古性優作選手の優勝で幕を閉じました。初めてのファン投票1位に選ばれた古性選手、なかなか過去67回の中でもいないファン投票1位で優勝。
決勝戦は同期の窓場千加頼選手と連携し、捲る窓場選手、その後ろから直線伸びて古性選手が2つ目のオールスターのタイトルを獲得しました。
インタビューの中で古性選手が何度も窓場選手の強さを絶賛していますが、今の窓場選手の強さは昨年までとは1枚も2枚も強くなった印象があります。強くなった窓場選手、近畿のエース脇本雄太選手、そして古性選手を中心として盛り上がる近畿はやはり注目せざるをえない存在ですね。
なかなか自分の走りに満足をしない古性選手、高みしか目指さない男の走りは楽しみしかないです!
千加頼が本当に強かったですね!
-優勝した今の心境は?
「嬉しかったですね!!」
-ファン投票1位からの優勝はいかがでしたか?
「本当に責任あるなと思ったんですけど、こうして結果で恩返しすることができてよかったです」
-今年前半の競走を走って、ちょっと自身に不満があるようなコメントもありましたが、ファン投票1位からこの優勝は見えていましたか?
「いえ、本当に不甲斐ないレースが続いていましたし、岸和田の高松宮記念杯がピークで、状態は落ちている中でしっかり結果を残したいなと思っていたんですけど、ファン投票1位に選んでいただきましたし、気持ちを切らさずにしっかりと頑張りたいなと思ってましたが、優勝することができると思ってなかったんで、本当に嬉しいです」
-決勝戦を振り返って、同期の窓場千加頼選手を目標のレースでしたが、どうでしたか?
「強かったですね!」
-作戦は?
「もう全部任せていました」
-あの位置を確保した時は?
「すごい自信あるなって思いましたね、はい!」
-そこからすぐに仕掛けていきましたね。
「強かったですね。(佐藤)慎太郎さんのブロックもすごい強力だったのに、千加頼がそれを越えていきましたね。本当に強かったです。
本来、千加頼はもっと早く近畿の中心として活躍していないといけない選手でしたけど、遅咲きになりましたが、これからは僕も脇本(雄太)さんも千加頼と寺崎(浩平)に任せていけるような、どんどん成長して、振り切ってほしいです」
-古性選手自身の直線の伸びは?
「初日はどうなることかと思ったんですけど、状態がよくなさ過ぎて。日に日によくなっていって、最終日が一番よかったです」
-GIを勝って、グランプリが決まりました。
「そうですね、賞金ランキングでも上位にいたのでいけるかなと思ったんですけど、やっぱりタイトルをしっかり獲って出たいと思っていたので、それができて嬉しいです」
-ファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「これからも応援してもらえるように頑張ります!」
古性優作(こしょう・ゆうさく)
大阪・100期・S級S班 1991年2月22日生まれ。身長168㎝ 体重77.0kg
Q 今回1万人を超える観客の中はどうでしたか?
「脚見せからすごいお客さんが多かったので、なんか走っていて嬉しかったですね」