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北井佑季が初タイトル獲得!!
インタビュー 2024.06.26

北井佑季が初タイトル獲得!!

#シューティング・スター・プレス

6月11日から16日に亘り開催された『令和6年能登半島地震復興支援競輪/大阪・関西万博協賛 第75回高松宮記念杯競輪(GI)』を優勝したのは北井佑季選手でした。

今まで南関東ラインの先頭で果敢に引っ張ってきた北井選手。今回の高松宮記念杯では準決勝では松井宏佑選手が引っ張り、決勝は郡司浩平選手が前で和田真久留選手が3番手を固めました。北井選手に獲って欲しいというラインの強い想いを受けて、しっかりと優勝を決めました。

優勝インタビューでは所々で涙に声をつまらせる北井選手。タイトルを獲るために積み重ねてきた練習の日々、仲間たちへの気持ちが溢れているのが伝わってきました。

Jリーガーから転向した北井選手がデビューから3年で初タイトルを獲得。さらに強まっていきそうな南関東の絆。今後も北井選手の走りから目が離せません!

仲間と声援のおかげで掴み取れたタイトルだと思います!

-初優勝の心境は?
 「仲間に盛り立ててもらっての優勝だと思うので素直に嬉しいです」

-決勝戦のレースを振り返って、初手で前からになったのは作戦ですか?
 「どちらかというとスタートを選ぶにあたって不利な車番だったので、前々から取れた位置からと考えていて、色んなパターンの作戦を考えてました」

-どんな思いで郡司浩平選手の番手をまわっていましたか?
 「いつもはラインの先頭を走ることが多かったけど今回は番手だったので、自分にできる精いっぱいを考えながら走っていました」

-ご自身の中で精いっぱいとはどんな走りを想定していましたか?
 「先頭の選手は先頭で役割がありますし、番手の選手は番手の選手で仕事がありますので、その任された位置っていう中で精いっぱいの走りを考えてました」

-自ら出た時の判断はどうでしたか?
 「いいペースで郡司さんが踏んでいってたので、ホームでふわっと脇本(雄太)さんが浮いていて、古性(優作)さんが降りてきていたので、そのままいても古性さんに行かれてしまうので、そのタイミングで張りながら出ていきました」

-郡司選手の全力の走りはどうでしたか?
 「準決勝(の松井宏佑選手)もそうでしたけど、後ろについて熱い想いを感じました」

-ゴール後アクシデントもありますが、ゴールした時はどうだったでしょうか?
 「着順とかわからなかったのですけど、最後まで必死に走ろうと思ってました。ちょっと痛々しいゴール後になってしまいましたけど、それもそれで自分らしいのかなと思いました」

-レース後、仲間からはなんと声をかけられましたか?
 「『おめでとう』や『よかった』という声をもらいました」

-いつもの北井選手の走りで勇気をもらっているから、それが報われてよかったと思ったんでしょうね。
 「皆にそう思ってもらえるチャンスってなかなかないですし、もしかしたら最後かなと思って臨んだレースだったので、そういう想いに応えられてよかったです」

-この優勝でグランプリの権利も獲得しましたが、いかがですか?
 「やはり競輪選手として目指しているところなので、もちろんそこで優勝したい気持ちもありますし、そこに乗れる機会をつかめてよかったです!」

-2021年にデビューして、この優勝は想像していましたか?
 「僕自身はそれに向けて必死にやってきて、そういう風になれると自分自身は信じていました」

-いざタイトルを獲って、噛みしめているところだと思いますが、改めてその気持ちを教えてください。
 「本当にこう…、タイトルを獲りたい、獲りたいと思って臨んだ大会だったし、本当に毎日それだけを考えてやってきましたし、本当によかったです!!」

-次の目標は?
 「まずは1つタイトルを獲れたので、2つ、3つと増やせるように頑張っていきたいです。今回同県の皆に盛り立ててもらったので、今年はまだGIは3つありますし、1人でも南関東から多く、また自分でも獲れるチャンスのある時にしっかり獲れるように日々考えて走っていきたいと思います」

-やはり込み上げてくる想いはありますか。
 「そうですね…」

-北井選手は今や南関東のキーパーソンになっていますからね。
 「あの、なんというか、競輪に対して熱い思いをもってやっていますし、そういう想いを少しでも感じてもらえたらいいなと思います」

-最後にファンの皆さんにメッセージどうぞ。
 「いつも応援ありがとうございます! 今回、仲間のおかげと皆さんの声援のおかげで掴み取れたタイトルだと思います。今後も競輪界のために頑張って走ります。また応援よろしくお願いします!!」

北井佑季(きたい・ゆうき)
神奈川・119期・S級1班 1990年1月27日生まれ。 身長169.0㎝ 体重78.0㎏
Q 北井コールは聞こえましたか?
「はい、聞こえました。普段から発走機の所から皆様の声援は聞こえてますし、そういった応援が日々のレースへの力になっていて、ありがたいです」

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