5月27日から28日、富山競輪場で行われた2023年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(FⅡ)は古性優作選手の優勝で幕を引きました。2017年の和歌山競輪場での開催以来の2度目の全プロ競輪優勝になります。
スーパープロピストレーサー賞は近畿5名がそろいましたが、今回は古性選手に稲川翔選手と東口善朋選手がつき、脇本雄太選手と山田久徳選手と別線になりました。
松浦悠士選手と捲り合いを制した古性選手、調子を取り戻し、2023年後半戦の走りがとても気になります!
-率直に優勝した心境は?
「普段は一緒にラインを組んでいる選手と別線でしたし、いつもと違った緊張感の中で走れたかなと思います」
-脇本雄太選手と別線で走るのはどうでしたか?
「いやぁ、本当にもう楽しみしかなかったですね!」
-レースを振り返って、初手の位置から想定通りでしたか?
「いい位置が取れましたし、しっかり自分の力を出し切れるレースは出来るかなって思いました」
-まず北日本勢が動き、そこに松浦悠士選手がついていき、松浦選手が仕掛けていったのは、そこはどう見ていましたか?
「自分も道中すごい余裕ありましたし、車間が詰まってしまったので、車間を切って助走をつけないと捲れないんですけど、その時に松浦君が行ったので、ちょっと出し遅れたんですけど、新田(祐大)さんに入られたのでちょっとヤバかったんですが、ギリギリセーフという感じでした」
-松浦選手を目標に?
「そうですね、そこを目がけて思い切り行った感じです」
-最終3コーナーから捲り合戦になって、ちょっと当たられたりもしましたがどうでしたか?
「ちょっと苦しかったんで、これは稲川(翔)さんの優勝かなと思っていました。当たられてスピードも落ちましたし、けっこう苦しかったので、稲川さんの優勝かなって思ったけど、粘れたかなって思いました」
-身体の使い方と自転車の乗り方に不満があると言っていましたが、2走した感想はどうですか?
「日本選手権の時は乗り方が本当にわからない状態になってしまったんですけど、今回の来る前もどうかなっていう感じだったので、動作解析を自分でして、ここかなっていうポイントを見つけられたので、前検日の指定練習でイメージして走って、前に近い状態にもってこれたかなと思いました」
-これからに向けて?
「筋肉の状態をあげていくのもそうですし、乗り方も2月くらいの状態の一体感に戻っているわけではないのでそこをしっかりあげていけるようにしたいですね」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「また応援してもらえるように頑張ります!」
古性優作(こしょう・ゆうさく)
大坂・100期・S級S班 身長168㎝ 体重77㎏
Qラインでワンツースリーが決まりましたね。
「東口(善朋)さんにどっちに着くかという苦しい選択をさせてしまったかと思いますけど、結果、ワンツースリーで、僕についてよかったと思ってもらえたら嬉しいですね」