松浦悠士選手が第7回ウィナーズカップ・オランダ王国友好杯(GⅡ)を優勝しました。
2023年はここまで優勝もなく松浦選手にしては物足りない感もありましたが、この優勝で払拭されたようです。
賞金王の目標に向け、これからも躍進する松浦選手から目が離せそうにありません!
苦しかった分、この優勝はとても嬉しいです!
-優勝した心境はいかがですか?
「本当、1月から苦しかったので優勝はめちゃめちゃ嬉しいです」
-それはどんなところが苦しかったんですか?
「1月の和歌山を発熱で欠場になってから、ちょっと尾を引く形になって、ずっと結果が出なかったですし、全日本選抜も脚の感じはよかったんですけど、迷いもあって、自分の感覚と結果が伴わないというのが苦しかったです」
-決勝はどう考えていましたか?
「じっとしていても、皆がけっこうレースを動かすかなって思っていたので8番手になっても焦ることなく、近畿ラインに乗ってからって思っていました」
-ポイントにもなっていましたが、内に切り込むのはどういった判断でしたか?
「落車はわかったんですけど、誰が落車したかもわからなかった感じでしたし、ただ脇本(雄太)さんの外っていうのは自分の優勝はないと思ったので、瞬時に内側に切り替えていったという感じです。パッと思いつきで身体が反応した感じですね」
-ゴール勝負はいかがでしたか?
「最後、踏み勝てたことはすごく大きかったですし、一瞬、古性(優作)君の内に入ろうと思ったんですけど、しっかり外に踏み出して伸びてくれたのでよかったなと思います」
-今回、賞金を大きく上積みできたと思いますが、どうですか?
「苦しかった分、嬉しかった気持ちもありますけど、やっぱりタイトルを獲りたい気持ちが強いので、ここで勝てたということが今年1年間、特別競輪で戦えるという自信を取り戻すことができたので、そこが一番大きいかなと思います」
-今後はどんな競走をしていきたいですか?
「今回はあまり自力を出していないので、しっかり自力で戦えるようにということを念頭に置きながら、決勝のようなレースや準決勝のような苦しい展開の時にしっかり自在性を発揮して、色んなコースをつけるようなイメージではいきたいですね」
-今開催を振り返ってどうでしたか?
「4日間、しっかり車券に貢献できたこととようやく今シーズン結果を出せたことがすごく嬉しいです」
-今年の抱負を教えてください。
「グランプリ優勝と賞金王が一番の目標でもありますし、まずはタイトルを獲っていきたいので、今回しっかり手応えを掴めたことは大きいと思います」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「応援ありがとうございます。ようやく結果を出せてファンの皆さんにようやく恩返しをできたと思います。これからも1年間しっかり戦っていきますので、応援よろしくお願いします!」
松浦悠士(まつうら・ゆうじ)
広島・98期・S級S班 1990年11月21日生まれ。身長168㎝ 体重73㎏
Q今大会の印象は?
「このウィナーズカップの相性の良さがあるので、走る前から落ち着いて臨めました。よかったと思います」