5月のルーキーシリーズで、ついにデビューを果たした129期・130期の選手たち。緊張の初戦を走り終え、声援や自身に付けられたオッズを目にして、「競輪選手になった」と実感した選手も多かったようです。
卒業後にナショナルチーム入りした山田南選手と高橋奏多選手は、5月に開催されたジャパントラックカップにも出場。競輪と競技の両立の難しさを感じながらも、先輩たちとの力の差を痛感し、さらなる飛躍を誓っていました。

また、地元に戻り、師匠や練習仲間と充実した練習を重ねることで、養成所時代以上に意欲を高めているアニー紗世子選手。父の背中を追い、そして追い越すことを目標に日々鍛錬を積む榊枝天旺選手。そして、トラック競技の中長距離種目で活躍する松田祥位選手は、カーボンフレームとクロモリフレームの違いに苦戦しながらも、試行錯誤を重ねて前進を続けています。
注目の選手たちに、デビュー戦で感じた課題や現在の練習環境、今後の目標について話を聞きました。7月からは先輩たちとの対戦も始まります。新人らしい積極果敢な走りに期待したいところです。
山田南(千葉・130期・19歳)
「強い選手たちに負けない脚力をつけていきたいです」

-ルーキーシリーズ初戦を振り返っていかがでしたか?
「まずレース自体が久しぶりだったので、流れを見る感覚や間合いの取り方などが少し鈍っていて、改善の余地があると感じました」
-養成所で走るのと実際に競輪場で走るのとでは感覚は変わりますか?
「感覚自体は変わらないんですけど、やっぱりすごく緊張します。お金が自分に懸かる以上、お客様の期待に応えなければいけないと思うので」
-お客様の存在を強く感じるのは、オッズを見た時ですか? それとも声援をもらった時ですか?
「声援をもらった時ですね。私がかなり緊張しているように見えたのか、『緊張しすぎるなよー』って声をかけてもらいました(笑)」

-課題は?
「課題はたくさんありますが、まずは川上いちご選手ら強い選手たちに負けない脚力をつけることですね。あとはレースの組み立てがうまくなって、ムダな脚を使わないようにしたいです」
-5月のジャパントラックカップはいかがでしたか?
「国内の競技大会への出場は初めてでした。先輩や海外の選手には、まだまったく手が届きませんでした」
-それでも、行けるところでは果敢に攻める姿勢が見えました。
「ただ付いていくだけよりも、自分から何かアクションを起こして、失敗して、そこから学ぶ方がいいと思ったので」
-競技と競輪の両立はいかがですか?
「やはり忙しいですね。でも、7月は静岡と伊東で走るので頑張りたいです」
-ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「まだまだ未熟ですが、精いっぱい頑張りますので応援よろしくお願いします!」
高橋奏多(大阪・129期・19歳)
「車券を買っていただく以上、お客様のことを考えて走るのが大切だと思っています」

-ルーキーシリーズはいかがでしたか?
「かなり緊張していましたが、脚力的には悪くなかったのかなと思います」
-実際にお客様の前で走ってみていかがでしたか?
「勝った時にお客様から『ありがとう』と言っていただけて、それを聞いて走ってよかったなと思いました。車券を買っていただく以上、お客様のことを考えて走るのは選手として大切なことですし、お客様あっての仕事だと思っています」
-初戦は師匠の酒井拳蔵選手と一緒でしたが、何かアドバイスはありましたか?
「ありました。一番印象に残っているのは、『緊張しすぎやって~』という何気ない一言ですね。そうやって緊張をほぐしてもらいました」

-ジャパントラックカップを振り返っていかがでしたか?
「200mFTTで自己ベストも出せましたし、よかったと思います」
-ハードなスケジュールでしたが大丈夫でしたか?
「勝ち上がれなかったので、先輩たちに比べれば疲れていないとは思いますが、それでも大変な日程でした」
-競技に関しては?
「もっと頑張ろうと思いました」
-ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします!!」
アニー紗世子(和歌山・130期・31歳)
「本当にいい練習をさせてもらっています!」

-ルーキーシリーズのデビュー戦を振り返っていかがでしたか?
「初日と2日目は自分が納得できるレースができませんでしたが、最終日は何とか自分の力を出せたと思います」
-選手になった実感は湧きましたか?
「やっと競輪選手になれたな、という感じですね」
-今はどのような練習をされていますか?
「師匠の石塚輪太郎さんがいる時はバイクで引っ張ってもらったり、同県の吉川美穂さんや岡田優歩さんと一緒に練習させてもらうことが多いですね。本当にいい練習をさせてもらっています!」

-7月からは先輩たちと走りますが、そこに向けては?
「自力で仕掛けるタイミングなどをさらに磨いて、しっかり力を出し切れるように練習していきたいと思っています」
-ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「しっかり車券に貢献し、グレードレースでも活躍できる選手を目指して練習に励みますので、応援よろしくお願いします」
榊枝天旺(福島・129期・20歳)
「競輪を通して人間性を高めていきたいです」

-ルーキーシリーズのデビュー戦を振り返っていかがでしたか?
「3日間を通して不甲斐ない競走だったので、お客様の期待に応えられなかったと思います」
-2着もありましたが、それでも不甲斐ないですか?
「結果として2着だっただけで、内容はよくなかったので。そこは父(榊枝輝文)とも話して、次につなげていきたいです」
-理想はどのようなレースですか?
「弛んだところから仕掛けて、自分でレースをつくっていけるような走りです」

-現在の練習環境は?
「街道練習とバンク練習を半々くらいでやっています。街道では父と練習し、バンクでは兄弟子や師匠と一緒に練習しています。本当に自分に合った練習ができていると思います」
-ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「競輪を通して人間性を高めていきたいですし、父を超える活躍ができるように、GIを優勝し、グランプリに出場できるような選手になりたいです」
松田祥位(静岡・129期・26歳)
「しっかり練習して、いい結果を出せるように頑張りたいと思います」

-ルーキーシリーズのデビュー戦を振り返っていかがでしたか?
「力不足を感じました」
-課題はどこですか?
「やはり自力ですね。中長距離の練習をメインにやっているので難しい部分もありますが、自分で考えながら、しっかり両立できるようにしていきたいです」
-やはりクロモリに乗れないのは大変ですか?
「そうですね。カーボンとクロモリではパワーの使い方も違いますし、回転数や持続時間も全然違いますからね」

-7月からは先輩たちと走りますが、そこに向けては?
「いよいよ対戦が始まるので頑張りたいですね。あとは同級生も4人くらいいるので負けないように(笑)」
-ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「これからもしっかり練習して、いい結果を出せるように頑張りたいと思います!」