京都向日町競輪 開設73周年記念 平安賞(GⅢ)の最終日の6レースに『ルーキーシリーズ2023プラス』が行われました。
124期7名によるレース、同期同士の熱いレースは竹野百香選手が捲りで快勝しました。在所1位の竹野選手、指定練習から調子がよくこれなら優勝を狙えると感じていたそうです。
また、人気になりながらそれに応えられなかった松井優佳選手はレースの後に涙をにじませながらのインタビューになりました。124期同期だけのレースはこれが最後、悔しい思いをした選手は今後への意気込みを語っていました。
■出場選手
1番車・松井優佳(大坂・124期)
2番車・熊谷芽緯(岩手・24期)
3番車・竹野百香(三重・124期)
4番車・東美月(兵庫・124期)
5番車・枝光美奈(福岡・124期)
6番車・山口優依(愛知・124期)
7番車・神戸暖稀羽(北海道・124期)
■レース展開
神戸暖稀羽が前を取ったが、竹野百香を上がってきて、神戸は前に入れ、並びは竹野、神戸、松井優佳、東美月、枝光美奈、 熊谷芽緯、 山口優依で落ち着いた。打鐘から熊谷がカマす。それを山口が追走、竹野は3番手、その後ろは神戸と松井が並走、その後ろでも枝光と東が並走で最終ホームをむかえる。最終1コーナーから竹野が仕掛けていく、神戸が松井を外しながらコースを作り、竹野を追走。
そのまま竹野が押し切って優勝を決めた。2着に神戸。3着に松井が入線した。
■選手コメント
優勝の竹野百香
「(初手は)2、3番手くらいに入りたかったんですけど、これは入れてくれないだろうなと思って、前に神戸さんがいたので入れてもらいました。熊谷さんがカマしに来た時は1車かと思ったけど2車だったので思っていたのと違いました。(1コーナー過ぎで仕掛けた時は)いつも先行で動いているし、400ならどこからでも行けると思って、いつでも行けると思ってスタンバイしていました。指定練習の時から感触がよかったので、本番もこの調子なら勝てるなと思っていました。まだまだ総合力が低いので、全体的にあげていって上の方にいったら次は自分の得意なところをあげていきたいと思います」
2着の神戸暖稀羽
「前を取って飛びつこうと思っていたんですけど、竹野さんが来たので入れました。もう少し早く踏んでいたらもしかしたら行けていたかもしれないですね。いつものレースでは自力で動いているので、こういうレースはしないと思いますが、これでもいけるんだなって思いました。今後の目標はバックを取って1着を取りたいです」
3着の松井優佳
「脚をためることに意識がいき過ぎて、行くところで行けませんでした。最後は外を踏んだけど届きませんでした。ダメな時はああいう展開が多いので、しっかり脚を使う展開にもっていきたいと思います」
4着の山口優依
「熊谷選手がカマすとは思っていたんですけど、そこについていきたいと考えていたけど、(うまくいかず)悔しい気持ちはあります。次も気持ちを切らさず頑張りたいと思います。奥井(迪)さんや太田りゆ選手のような選手になりたいですが、まだまだ脚がないので、着実に脚をつけていきたいです」
5着の東美月
「松井さんの後ろにつけたので、そこについていってどこまでいけるかと思っていたんですけど、前がごちゃごちゃになったり、位置取りで枝光さんとぶつかったりして弛んで後方になってしまい、最後に5着までなんとか来ましたが、レース展開的には粘れなかったのでもうちょっとだったと思います。今後のレースではもっと前々にいけるように頑張っていきたいと思います」
6着の枝光美奈
「正直、めちゃくちゃ悔しい結果になってしまいました。前々しっかり取りたかったけどスタートで後方になってしまい、でも、今までのレースでもそういうことはあったので、すぐに切り替えていこうと思ったんですけど、後ろの方でもまれて終わってしまった感じでした。今後は予選から確定板に乗れるように、今回が本当に悔しかったので頑張ります」
7着の熊谷芽緯
「結果だけ見るとよくないんですけど、でも、自分でカマしていきたいと思っていたので、前に出れた点はいいとして課題は持久力がないところなので、そこをこれからつけていこうと思いました。今回はいい勉強になりました。1レース1レースで1着が取れるように、落ち着いて走りたいと思います」