開設73周年記念・長良川鵜飼カップ(GⅢ)の最終日・9月4日第9レースに行われた『ルーキーシリーズ2022プラス』121期精鋭7名によって争われました。中部地区の纐纈洸翔選手が捲り合戦を制して優勝を決めました。養成所からゴールデンキャップを獲得し、注目を浴びていた纐纈選手、決勝で強い同期と当たることが多く、なかなか特昇を果たすことが出来ていませんが、この分ならそう遠くない先に果たすでしょう。今後が楽しみですね!
■出場選手
1番車・小西晴己(三重)
2番車・梅崎隆介(長崎)
3番車・加藤将武(埼玉)
4番車・五十嵐綾(福島)
5番車・真鍋智寛(愛媛)
6番車・中山遼太郎(熊本)
7番車・纐纈洸翔(愛知)
■レース展開
スタートを小西が取ったが、上がってきた纐纈を入れて、周回は纐纈、小西、真鍋、梅崎、加藤、五十嵐、中山で並んだ。赤板で五十嵐が上昇し前に出る。打鐘で梅崎がカマシしていく。車間が離れて番手に纐纈、3番手がごちゃつくが、空いたところに加藤が入った。真鍋も捲っていくが、最終3コーナーで加藤に大きく牽制される。纐纈が最終2センターで梅崎を捲り追い込んでいった。真鍋も乗り越えて踏んでいく。ゴール前は纐纈と真鍋の勝負になったが、纐翔が1/8車輪差で勝った。2着に真鍋、3着に加藤が入線。
■選手コメント
優勝の纐纈洸翔
「ちゃんと優勝するって狙って走って、優勝できたのでよかったです。組み立て的には皆が単騎だったのでゴチャついたらいやだなって思って、前々で走ろうと思っていました。思ったよりも梅崎さんがかかっていたので、追いつくまでに脚を使ってしまい、出切ってから脚がなかったんですけど1着を取れてよかったです。3コーナー入り口くらいで将武さんが来ていたのはわかったけど、前に追いつくのに必死でしたね。同期が皆強くなっているので自分も頑張ります。まずは連勝してA級1、2班戦に昇班できるように頑張っていきたいと思います。応援のおかげで優勝することができました。これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします!」
2着の真鍋智寛
「最終ホームで前がごちゃついたので、そこでバックを踏んじゃいました。結局前も大丈夫だったみたいで、そこからもう一回踏み直しました。バックでスピードを乗せれたのでいけるかと思ったんですけど、3コーナーで止められちゃって、もっと力があれば乗り越えられたと思うけど、最後は差し切れずに終わりました。久しぶりに同期で7名で走れたのは楽しかったし、またこれからもレースが続くし、気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」
3着の加藤将武
「前についていって前に出られたらいいなと思ったんですけど、出られそうなスピードではなかったので一回引いて、纐纈の後ろに隙があったのでそこを狙ってバックから出られたらいいなと思ってました。真鍋が捲ってきて、スピードが違ったので完璧にやられましたね。(張ったのは)全然練習もしてなかったけど、咄嗟の判断でした。同期の中でも選ばれた7名だったのでレベルが高いなって思いましたが、養成所の時のレースとは違いましたね。楽しくもびっくりしました。脚力が足らないので、もっと練習していきたいと思います」
4着の中山遼太郎
「バックでは捲りにいきたいと思っていたんですけど、前がかかっていたので前と離れて、踏んだんですけど届かず、悔しい思いをしました。内容のないレースだったので反省して、次に活かしたいと思います。捲りにかまえると負けることが多いと思うし、そうすると負け癖がついてしまうと思うので前々に勝負して、自分でレースを動かせるように頑張りたいと思います」
5着の小西晴己
「纐纈が合わされたらと思って、どっちでも行けるように空けていたら締められて、ぶれてしまって進まなかったです。レースに参加する前に終わっていました。悔しいですね。同じような失敗をしないように勉強します」
6着の梅崎隆介
「自分の力を出し切れたのでよかったと思いますし、最後、4コーナーからもう一段回踏み上げられる力をつければいい方向にいくと思います。今回は絶対に自分で仕掛けたいと思っていたので、ちゃんと仕掛けられたのはよかったし、自分の現状を知ることができました。久々の同期との対戦は単騎で力がぶつかり合う展開で楽しくもあり、力を出し切らないといけないレースでした。またライン戦でも力を出し切って、最後に踏み上げられるようにしっかり練習して頑張りたいと思います」
7着の五十嵐綾
「できたら前を取りたかったんですけど後ろになって、前の並びが纐纈君、小西君、真鍋さんだったので一旦前を切りにいくしかないなと思っていました。でも、カマしてきたのに対しても全然自分の力で立ち上がらずに、そのまま行かれて、行かれてだったので、そこは自分の力不足だと思います。同期との力の差を感じたので、そこを課題に、これからもっと頑張りたいと思います」