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直送!競輪場便りfrom小松島競輪場 荒澤貴史(北海道・85期)
インタビュー 2025.12.03

直送!競輪場便りfrom小松島競輪場 荒澤貴史(北海道・85期)

#競輪場便り

方向性に迷いはなくなった

 11月小松島で荒澤貴史が「久しぶり」と話すS級決勝に勝ち上がった。準決勝は山崎歩夢―佐藤友和の3番手回り。山崎のまくりが不発、最終4角で佐藤が内に進路を取ると、荒澤は外を踏んで2着に強襲した。S級では24年2月玉野以来、1年9カ月ぶりの決勝だった。

 昨年8月岸和田初日の落車で右鎖骨を骨折した。「けがを治して、しっかり休んでから練習をやり直した」。3カ月の欠場期間をおいて、11月四日市GⅢから復帰。前期のA級では決勝進出を逃したのは3場所だけ。A級17位の好成績を残して今期からSに復帰した。

 「落車した岸和田の前の場所、去年7月和歌山で守澤(太志)に乗り方やセッティングを教わった。それまでは室内練習が多かったけど、乗り方を体にしみ込ませる意味でも乗り込みを増やした。やっていた練習が合っていたのかな」

 S級復帰後は5勝を挙げ、3連対率でも高い数字を誇っている。「自分ではできていると思っているけどね。守澤には『素人みたいなもんですね』と言われる」と苦笑いするが、守澤からの助言は間違いなく生きている。

 「守澤には『この方向でいきたい』と言って、教えてもらった。もうフレームやセッティングの悩みはなくなったし、これを煮詰めていきたい。まだ、この乗り方ができる時とできない時がある。これがコンスタントにできるようになれば」

 小松島の決勝進出で今期の競走得点は103点中盤まで上がった。12月の頑張り次第では、18年前期以来となるS級1班も狙える位置につけている。「なるようにしかならないし、1班はそこまで考えていない。基本は前の選手の力で取らせてもらった点数だし、みんな頑張ってくれるのでありがたいです。これからも自力選手を大事に走りたい」。

10月に47歳になったが、まだまだノビシロを感じている。これからも信じた方向性を貫くだけだ。

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