弟子の存在に刺激を受け目標へ向けて前進
7月終盤の小倉ミッドナイトに出走した三ツ井武が2日目の選抜戦で白星をゲット。番手を狙われる流れになったが死守して差し切りを決めた。「良かったです。最近は1着を取れるようになってきた。要因?落車していないのが大きいのかなぁ」
5月の川崎から7節連続で白星を挙げた。今年の1着数を11に伸ばし、早くも昨年の勝利数に並んだ。「とにかく早く特選スタートに戻りたい。A級はいかに特選からスタートできるかの勝負ですよ。だから点数を上げたくて必死。予選は1着を取っても点数がマイナスになってしまう。特選からだといろいろと有利になりますから」
今年の特選スタートは5月川崎の1度だけ。再び有利な位置に戻ろうと、モチベーションは高い。「練習では弟弟子の(松井)宏佑に付いていけている。ただ、それだけでは実戦の動きに結びつかないのかなって。練習からいろいろと工夫してやっていますよ」
輪界トップクラスの機動型と汗を流し、実戦を想定した練習にも余念がない。さらに、三ツ井を突き動かしていることがある。「弟子がいて、127期ともう1人、アマチュアの子の面倒も見ています。モガいては(弟子のために)バイク誘導、モガいてはバイク誘導って感じ。練習が一番キツい。でも弟子がかわいいし人生を預かっているので自分が手を抜くわけにはいかない。なんとか選手にさせてあげたいです」
自身のことだけでなく、愛弟子のためにも奮闘中。さらに白星を積み重ね競走得点をアップさせ、目標とする特選スタートに復帰できるか。今後の走りにも注目したい。