「連続勝利年数」は同期のレジェンド超え 夢の500勝へ前進を続ける大ベテラン
57歳の大ベテランは、2月の奈良ミッド2日目に同郷の盟友・浦山一栄の番手から差し脚を伸ばして今年の初勝利を挙げた。これが通算471勝目。「あと29かぁ」と大目標とする500勝にまたひとつ近づいた。そして「今年も1着を取ることができた。これで37年連続の1着かな。神山を抜いたね(笑)。俺が神山に勝っているのは出走本数とこれだけだろうね(笑)」と言って、昨年末に惜しまれ引退した同期のレジェンド・神山雄一郎氏の名前を出した。
神山氏をはじめ、同期や同年代は続々と現役を退いており「寂しくなってきたよね」と漏らすこともあるが、それでも検車場では地区や年齢関係なく多くの選手仲間と談笑する姿がよく見られる。競輪を愛し、また〝競輪を愛する者〟も愛する廣川の周りには、多くの人が集まるようで、それが原動力にもなっている。
とはいえ、古傷のひざの故障などもあり近年はチャレンジが主戦場。「頑張らないとクビになっちゃうよ」と冗談とも本気とも取れない発言をすることもあるように、500勝達成のためには1日でも長く現役を続ける必要があり「まずはしっかり点数を取らないとね」と現実もしっかり直視している。
闘志が衰えていないのはもちろんだが、気持ちだけではなく脚力も上昇ムードだ。「点数もないし、なかなか展開が向かないことが多くて」と大きい着を並べることもあるが「最近は調子も悪くないんですよ。良い位置を回れた時にいい結果を残せるように準備はしている、あとは展開がかみ合ってくれば」と自信をのぞかせる。
独特な前傾姿勢のフォームで鋭く追い込む姿は健在。笑顔を絶やさない大ベテランが、これからもひとつずつ白星を積み重ねて大目標へと前進していく。