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直送!競輪場便りfrom高松競輪場 尾崎睦(神奈川・108期)
インタビュー 2025.01.22

直送!競輪場便りfrom高松競輪場 尾崎睦(神奈川・108期)

#競輪場便り

今年にかける意気込みが伝わる3日間だった。

「ガールズグランプリ2024」から約1週間、尾崎が疲れも見せずに参戦してきた。今年の抱負を聞こうとしたが、その前に「ガールズグランプリ」のことを尋ねた。「うーん、現時点で自分の持てる力は出し切れたと思います。そういった面では3着という結果には納得しています」と答えた。

そのガールズグランプリは大人気の佐藤水菜が敗れ、ベテランの石井寛子が2度目の優勝を飾った。「ナショナルチームには時計では勝てない。だけど、競輪は時計だけじゃない。展開も含めて勝つチャンスがあると言うことが改めて分かりました。私はそういうレースが好きですし」

 さて本開催だが、結果から先に書いてしまえば、尾崎の3連勝。さすがの貫禄を見せつけたシリーズになった。

「雪は舞うし、寒いし、バンクは重くて重くて」と悪コンディションでの戦いだったことを振り返った。予選1は決まり手こそまくりになっているが、最終ホームから仕掛けてのロングスパート。逃げ切りと言ってもいい内容だった。予選2は松井優佳のカマシを離れながら追い、最終3コーナーで捕らえた。決勝は前団がごちゃつく中、最終2コーナー過ぎからまくり、2着の比嘉真梨代を振り切った。

「グランプリ後の初戦だったし、恥ずかしい競走は見せられなかった。負けられないという、いい緊張感の中で走れました。悪いコンディションの中でも、しっかりしたレースができたと思います」。メンバー的にも勝って当然、そのプレッシャーをはねのけ2025年のスタートを完全優勝という形で終えた。

 今年の抱負、目標については「グランプリに出場すること」と速攻で答えが返ってきた。

「今年のグランプリは地元の平塚ですからね。絶対に出たいし、そこで優勝できるように頑張りたい」と声を大にした。

さらに「グランプリへはGIを取って出ることが目標」と付け加えた。

地元開催のグランプリに向け、尾崎の戦いが始まった。

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