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直送!競輪場便りfromいわき平競輪 川越勇星(神奈川・111期)
インタビュー 2024.02.28

直送!競輪場便りfromいわき平競輪 川越勇星(神奈川・111期)

#競輪場便り

復帰戦

昨年11月の豊橋初日3着以来、姿が見られなかった川越が平記念に参加した。長期間の欠場理由は腰のヘルニアが悪化したため。川越と言えば、先行は勿論のこと、まくり、展開によっては横の動きも出来る万能型の選手。車券を買うファンにとっては目が離せない存在と言ってもいい。

復帰戦がいきなりのGⅢで荷が重いとも感じたが、一次予選は関東勢の4番手をキープすると最終2コーナー過ぎから山賀雅仁を連れてのまくり。ワンツーが決まったと思ったが、山根将太が大外を伸び1着。川越は3着。出だしは良かったものの末の粘りを欠いたのは、長期欠場が影響していたかもしれない。

「復帰戦なので流れに乗ることだけ考えました。うーん、どうでしょうね?ただ次に進めたので最低限のことはできたと思います」。

二次予選は佐藤慎太郎らとの対戦になり、コースがなく難しいレースになったが、直線で外を踏み4着で何とか準決進出を決めた。

準決は新山響、佐藤慎太郎のSSに嘉永泰斗らGI級の選手と対戦した。「全然レベルが違います。GIで優勝争いをしている人やタイトルを獲っている人は違いました。」と話した上で「上位の人の走りを肌で感じることができたのは収穫です」と前を向いた。

最終日は小松崎大地、吉田拓矢を相手に先行勝負と自力型としてのプライドを示した。

ブランクを経ての実戦だが「腰はだいぶ良くなりました。手術するほどまでは悪くないです。4年くらい前にも休んでいるので」。腰椎ヘルニアは、競輪選手の職業病と言ってもいい。トップクラスでもブロック注射を打ちながら走っている選手も少なくない。

「腰のことは仕方ないと思っていますが、それを理由にはしたくないです。もっと流れに乗れるように、頑張ります」。

アグレッシブなレース運びには定評がある川越。まだまだ伸びしろはあるだけに期待したい。

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