うるさ型
日本全国の競輪場に“うるさ型”と呼ばれている選手達がいる。その代表例が九州の荒井崇博で、中部なら吉田敏洋、関東なら神山拓弥と言った面々。南関で考えると、真っ先に桐山敬太郎が目に浮かぶ。
若手に対して厳しい態度で接して、競輪とは何かを教える存在。桐山敬太郎は、自ら動けるのでレースで示せる。世の中の価値観と一緒で、嫌われ役は嫌だが、こう言う人がいないと、地区の勢いがなくなる。郡司浩平が直接、何か言うより効果てき面で、その方が結果的に郡司浩平の為にもなる。
桐山敬太郎も41歳になったが、タイトルに近い男の1人と言われていた。GIの決勝には乗っているが、2015年の松戸オールスターの9着、2015年の静岡全日本選抜の8着が最高だ。
桐山敬太郎は「まあ、大きなところで結果を出すのは難しいけど、今年のオールスターは地元の平塚で開催。点数で出場できれば良いけど、現実的に厳しい。記者推薦と言う方法もあるので、ロビー活動をしようかな(笑)。それには普段からのレースが大切だし、インパクトを残したいね」。
平原康多が深谷知広に付けたり、稲垣裕之が中部近畿以外の選手と初めて連係したり、ラインの地殻変動が起こっている。
他地区の選手との連係を聞いてみると「10年ぐらい前だけど、京都の藤木裕君に付けた事がある。彼がバリバリのトップにいた時で、2周行ってもらい、F1で優勝させてもらった。その縁があり、村上博幸さんが僕の後ろも回っている」。
今期はS級2班だが、前期はS級1班に在籍。S1の特権がなく、一度も特選シードがなかったそうで、その辺も嘆いていた。