チャレンジでも緊張感を持って
1999年の甲子園オールスター、2000年の寬仁親王牌とGⅠで2度、決勝2着の実績がある會田正一が今期から初のチャレンジ戦を戦っている。
昨年後期は83点を超える競走得点を保持していたが、終盤の12月に名古屋、宇都宮で連続失格してしまった。
「勝負駆けに失敗した。宇都宮を走らなければ2班の点数は足りてたみたいだけどね。そこは逃げずに勝負に行った結果、駄目だった」。
失格のマイナス点が大きく影響してのチャレンジ落ちとなってしまった。
前期は中盤の連続落車こそあったが、會田自身も「数字をまとめられた」と振り返るように安定した成績を残した。半年間で挙げた7勝は早くも昨年1年間で挙げた勝ち星を上回っている。
「今まで以上にやっていかないといけない。一生懸命、練習はしている」と話すように、6月に53歳を迎えた今でも鋭い差し足は健在だ。
それでも7月富山、佐世保とチャレンジを2戦走って、ここまで決勝進出はなし。佐世保ではまさかの予選敗退となった。
「常に一生懸命やるだけなんで。結果が悪ければ諦めるしかない。日本(GⅠ)で2番が2回あるけど、そんなのは過去のこと。まだまだ頑張っていきたい。チャレンジでもレースの緊張感はある。どこを走っても緊張感は変わらないから、いかに冷静に走るか。僕は落車、失格が多いので、そこは気を付けます」
ベテランの闘志は衰え知らず。千葉勢は宮倉勇、和泉田喜一ら大ベテランも頑張っている。
来期からの1、2班戦復帰へ向けても、早くチャレンジ戦でも流れに乗りたい。