4月25日から27日に亘り『第3回オールガールズクラシック(GI)』が開催されました。ガールズケイリンの最高峰に位置するGIの3日間、岐阜競輪場には毎日たくさんのファンの皆さんが駆けつけ、ガールズたちの熱い走りに大きな声援を送りました。
優勝は、世界でも活躍する佐藤水菜選手でした!
でも2日目の走りが悔しかったようで、その雪辱を晴らすような逃げ切り優勝となりました。
佐藤選手の目標が今年グランプリスラム達成です。
残りのガールスケイリンのビッグレースであるパールカップ、女子オールスター、女子王座戦、ガールズグランプリとその全てで強靭な脚力を発揮してくれることでしょう。
世界選で結果を残しつつ、残りのGIも欲張って狙っていきたいと思います!
-優勝した気持ちから聞かせてください。
「しっかりと自分の力を出し切って戦いたいと思っていて、展開が自分に向いたので、嬉しいなと思いました」
-レースを振り返っていただけますか?
「このメンバーで逃げ切り勝ちしたらメチャクチャ強いなと思ってました。初日では強風の中で果敢に走れたし、3日目は無風だったし、お客さんの声援もたくさんあったので、しっかり駆け抜けたいと思って、前々に踏んだのが自分に展開が向きましたね。
2日目は後手を踏んでしまってちょっと展開が悪くなってしまったので、決勝戦を前向きに走れてよかったです」
-決勝戦は抑え先行の形になりましたが、後ろなどはどう見ていましたか?
「自分の後ろに児玉(碧衣)選手がハマろうとしていたのと、梅川(風子)選手が番手にいたので、そこは欲しいんだろうなと思って、2人の並走状況ができたので、あとは落ち着いて、捲られないように、タレないようにだけ考えて走ってました」
-ペースはいかがでしたか?
「人を見て走ることは得意なので、自分どうこうというよりは人の動きに合わせていった感じですね」
-このレースを勝ちました。そしてガールズグランプリの出場権を獲得しましたね。
「私の今年の最大目標がグランプリスラムで、グランプリの出場権が獲れたことより、まず1つGIを優勝できたことの方が大きいです」
-今年、この先の目標は?
「GIを全制覇するために、GIに完全にフォーカスして、それともちろん10月に世界選手権もありますので、世界選でしっかり結果を残しつつ、(残り)GIも優勝狙って、欲張っていきたいと思います」
-今後ガールスケイリンでどのような競走をファンに見せていきたいですか?
「(2日目の)後手を踏んだらあのようになるっていうことがすごく教訓になりました。後手踏んで詰まったり、落車したりと散々してきたので、これからは果敢に攻めていきたいです」
-決勝戦はすごい声援でしたが、どうでしたか?
「手越(祐也)さんがすごいです! すごい愛される圧倒的なものを見たので、ああやって応援されるってすごいことだと思いました。自分も、表彰式にたくさんの人が残ってくださって、レースの時は他の選手を呼ぶ声が耳に入っちゃうけど、表彰式に残ってくださる方は私の応援をしてくださる方だから、すごく嬉しかったですね!」
-最後にファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「完全優勝することはできなかったんですけど優勝することができて、2日目の皆さんの痛めたお財布を(今日は)ちょっと潤すことができたんじゃないかと思います。これからも、競技の方は5月末にジャパンカップ、6月にパールカップがありますので、またたくさん応援してくれたら嬉しいです。今回もたくさんの応援ありがとうございました!」
佐藤水菜(さとう・みな)
神奈川・114期・L級1班 1998年12月7日生まれ。身長163.0㎝ 体重59.0㎏
Q競技については?
「色んなものを走って、自分の体力面の向上も図っているので、色んな競技に挑戦したいと思っています。ガールズケイリンを頑張りつつ、三刀流、四刀流、五刀流とやっていけるようになりたいです」