最後のガールズケイリンコレクションとなった取手ステージを制した坂口楓華選手。これが初ビッグレース優勝、10回目にしてついに念願の栄冠を手にしました。ピンチの時も『絶対に自分に運が向く』と信じてポジティブにとらえていたそうです。その強気が呼び寄せた勝利、そして、次に向けてさらに志を高くもつ坂口選手の今後に注目ですね。
常にビッグレースでトップを走れるようになります!
-初ビッグレース優勝の感想から教えてください。
「何か夢の中にいるような感じで、本当に現実なのかちょっとわかってないです。ゴールした瞬間はガッツポーズしたんですけど、本当かなって感じで、ただ、応援がすごかったので優勝したという確信はあったんですけど、すごいホッとしました」
-ファンの皆さんも坂口楓華選手の優勝を待ち望んでいたんですね。
「それがすごく身に染みて感じていたので、そうやって声をかけてもらえることが多くて、自分自身もまだか、まだかと思ってたので、やっと獲れたなという感じです」
-レースを振り返って、ゆっくりの展開になり、じれた部分もあったのではないですか?
「そうですね、やっぱりフタをされて何もできないストレスはあったんですけど、だけど絶対に自分に運が向くって、なぜかわからないんですけど(笑)、すごく自信があって、それで本当に運が向いてくれたんで、今まで1日も無駄にせずにやってきてよかったって最後の最後に思いました」
-勝敗を分けたポイントはどこだったと思いますか?
「やっぱり5番の石井(寛子)選手がバックで行ったところだと思います。あそこで石井選手が行かなかったら私も終わっていたと思いますし、そこで私も抜け出せたので、そこだと思います」
-勝てると思ったタイミングはどこでしたか?
「やっぱり石井選手が前に進んだ瞬間ですね。脚が余っていたんで、もう空いた瞬間に踏めば大丈夫だという自信がありました」
-最後のガールズケイリンコレクション優勝者に名を刻みましたね。
「そんなに期待はしなかったので私自身。ただやっぱりチャンスがあったら、しっかり力を出せば結果がついてくるって思っていたので、結果的にあんまり力を出し切れていないんですけど、終わり良ければすべて良しだと思います」
-4月には第2回オールガールズクラシック(GI)がありますが、そこまではどう過ごしていきますか?
「ここまでも変わらずいつも通りやってきたのでGIも特に何も変わらず、ただもっと脚力をつけていきたいです。下からの突き上げとかもあると思うので、というか私もまだ全然力は及ばないんですけど、もっともっと力を強化していきたいです」
-ご自身の認識としてトップ選手という自覚は?
「まぁ10番以内に入っているかなって(笑)。でも、まだ常にビッグレースに当たり前に出るような選手にはまだなれていないので、常に出続けていれば、やっぱり坂口は選ばれるっていう風になると思うので、常にビッグレースでトップを走れるようになります!」
-『なりたい』じゃなくて『なります』なんですね。
「はい、宣言します!」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「いつも応援ありがとうございます。2着の時でも、すごく悪い成績の時も、温かく見守ってくださって、すごく力になっています。遅くなったんですけど、しっかり初タイトルを獲得できたので、これからもっともっと強くなって、期待に応えられる選手になるので、これからも応援よろしくお願いします!」
坂口楓華(さかぐち・ふうか)
愛知・112期・L級1班 1997年10月1日生まれ。身長166.0㎝ 体重68.0㎏
Q 優勝の喜びをまず誰に報告したいですか?
「やっぱり一番に顔が浮かぶのは母親ですね。本当に家に帰ったらわがままなんですけど、何も文句も言わずに支えてくれているので、その面でも早く結果を出して恩返ししたいなと思っていたので、喜んでくれると思います」