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いよいよパリオリンピック2024に向けて始動開始!
自転車競技 2023.02.16

いよいよパリオリンピック2024に向けて始動開始!

#自転車競技

2023UCIトラック ネーションズカップ 第1戦 ジャカルタ大会で何を見る?

さあ、来年開催されるパリオリンピックの予選がスタートします。
パリオリンピックでの自転車トラック種目は短距離ではチームスプリント、スプリント、ケイリンの3種目、中距離種目では、チームパシュート、マディソン、オムニアムの3種目となります。
ネーションズカップではこれらの種目がオリンピックの予選となり、その成績で出場権を獲得できるか否かが決まります。
その第1戦が今回のUCIトラック ネーションズカップ ジャカルタ大会となります。大会は2月23日から26日までの4日間インドネシア・ジャカルタで開催されます。
また、2023年のネーションズカップは、ジャカルタ大会を含め、エジプト・カイロ大会、カナダ・ミルトン大会の3大会となります。

さて、現在の日本チームの実力はというとメンバーの入れ替わりなどでその力は未知数であり、世界でどれくらいのポジションにあるのかは今回の大会でわかると思います。その実力はというと単純にタイムでしょう。どれぐらいのタイムが出るのか、そのタイムが世界と比べてどうなのかがポイントです。
男子女子共に、チームスプリント、チームパシュート、スプリント予選のタイムが基準となってくるでしょう。
そして、このタイム差、順位が今の日本の状態を表します。
ただし、このタイム差は今後大きく変わってくるでしょう。パリオリンピックが近づくにつれ、日本も他国も伸びてくるはず。逆に伸びないと、パリオリンピックでの活躍が難しくなってくると思います。これは、東京オリンピックで日本は経験しています。これを繰り返さない為にも、選手、コーチ達には今回も全力で頑張って欲しいですね。
それでは前回の「2022 UCI世界選手権大会-トラック」を振り返りながら、今回の大会の見どころをみて行きましょう。

男子チームスプリント  (短距離種目)

男子チームスプリントは失格になりましたが、タイム的には43秒135。失格ではなければ5位に入っていたタイムでした。今回もこのタイムが失格にならずに出せるのなら、かなり面白い戦いが出来ると思います。ちなみに直近で行われたヨーロッパ選手権をみると2位に入るタイムです。

場所が違えば、タイムも変わりますから一概に言えませんが、メダルは狙っていけると思います。

男子スプリント  (短距離種目)

男子スプリントでは、太田海也に注目したいですね。太田の世界選のタイム、タイム順位が9秒531で6位。寺崎浩平が9秒673の17位、山崎賢人9秒741、22位という結果でした。当然、今回はこの時のタイムを上回ってこなければならないと思いますので、是非注目してみてください。なぜタイムが必要かというと、タイムの順位が対戦相手を決めるからという事と、その選手のパワーがわかるからです。通常、この時の順位が最終的な競技順位に大きく関わってきます。タイムが速い選手が強いのがスプリントという競技だからです。

男子チームパシュート  (中距離種目)

男子チームパシュートでは日本は3分53秒494で9位で予選突破ならず。ここもこのタイムを超えてこなくてはならないところでしょう。今回は確実に予選を突破し、UCIポイントを稼がなくてはなりません。直近のヨーロッパ選手権の優勝タイムはイタリアの3分47秒667。まずは53秒台を出して欲しいところです。

女子スプリント (短距離種目)

女子スプリントは、世界選で太田りゆが10秒734で16位、佐藤水菜が10秒849で18位でした。この時のトップタイムはドイツのFRIEDRICH Lea Sophieが出した10秒357でした。また直近のヨーロッパ選手権ではフランスのGROS Mathilde が10秒524で一番時計でした。このタイムに今回近づき、予選で順位を大幅に上げる事が出来れば、今後も大いに楽しみになってくると思います。

女子チームスプリント (短距離種目)

女子チームスプリントは、日本は世界選で48秒709で予選7位。1回戦では48秒074の日本記録を出しましたが、敗退。ここから先に行くためには46秒を目指さなくてはならないでしょう。まずは47秒台をネーションズカップで出して欲しいと思います。

女子チームパシュート (中距離種目)

女子チームパシュートは、女子高校生2名が参戦しニュージャパンを見せてくれるでしょう。正直まだ未知数ですが、結果には期待したいですね。タイム的には4分20秒を切ってくると期待大です。そして本戦に進出できると更に期待大となります。まずは予選のタイム、順位に注目してください。

また、男子、女子に関わらずゲーム系の結果は、戦ってみないとわからないですね。各国とも進化し、新たな選手が出てきていますから、それらと対戦し実力を見極め、日本は更に強くなっていってほしいです。

短距離ではケイリン決勝進出、中距離ではオムニアムで8位以内をまずは獲得して欲しいと思います。

2023UCIトラックネーションズカップ ジャカルタ大会参加選手(競輪選手)

(短距離男子)

現状では誰がどの種目に出場するかわからないのでタラレバ的な記事になっていますが、今後ネーションズカップレポートをアップしていきますのでお楽しみください。

山崎賢人(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU長崎)
小原佑太(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU青森)
寺崎浩平(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU福井)
中野慎詞(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU岩手)
太田海也(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU岡山)

(短距離女子)

佐藤水菜(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU神奈川)
太田りゆ(JPCAチームブリヂストンサイクリング/JPCU埼玉)
梅川風子(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU東京)

(中距離男子)

橋本英也(JPCAチームブリヂストンサイクリング/JPCU岐阜)
窪木一茂(JPCAチームブリヂストンサイクリング/JPCU福島)

(中距離女子)

内野艶和(JPCAチーム楽天Kドリームス/JPCU福岡)

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