トラック自転車競技を取材すると未来の競輪選手たちが見えてくる。
日本競輪選手養成所に合格し、資格を取って卒業すれば晴れて競輪選手になることが出来ます。競輪選手には様々な人たちがいます。
全く自転車に関係のない方でも、能力があれば選手になることは出来ますが、ほとんどの競輪選手は高校、大学で自転車競技を経験しています。
その中でも、国内、国外で成績を残し、「競輪選手になりたい」と強く希望をしている方々を取り上げて行こうと思います。
自転車トラック競技も取材していますからね。
未来の競輪選手たちの活躍に期待して、是非応援してください。
今回は中石湊さんです。
彼は函館大谷高校3年生。出身は大阪ですが、現在は北海道・函館です。
昨年の福井インターハイで1㎞タイムトライアル(1分5秒484)を優勝し、その後、今年3月別府で行われた高校選抜でも優勝。
6月 ジュニア・アジアトラック選手権スプリントで優勝。ケイリン銀、1㎞銅と大活躍。
7月 ジャパントラックカップでは、スプリント予選の200mFD(10秒121)でジュニア日本新記録を更新。
そして8月の高松インターハイで、1㎞TTを大会新記録で優勝。このタイムが1分3秒798とトップ競輪選手並みのタイムでした。
特にジャパントラックカップでは、エリートのカテゴリーでスプリント、ケイリンを走り、ジュニアとは思えない競走で場内を湧かせていました。
ここが彼の凄いポイントです。
「エリートと走って遜色がない」
そんな選手が今までいた?ということですね。
今現在、エリートのナショナルチームに合流してトレーニングを重ね、8月下旬に行われるジュニア世界選に向け仕上げている最中です。
将来の目標は
「競輪選手になって、オリンピックで活躍できる選手になりたいです」
是非、競輪で、世界で活躍できる選手になって欲しいと思います。