7月のMVP 太田海也(岡山・121期・S1)
伊東競輪FⅠ「競輪ワールドシリーズ2026」7月10~12日
高知競輪GⅡ「第22回サマーナイトフェスティバル」7月17~20日
世界トップクラスのトラック競技選手を招いて行われる「競輪ワールドシリーズ」。
伊東を舞台にした第4戦には、マシュー・リチャードソンとジョセフ・トゥルーマンが参戦した。パリ五輪のスプリント、ケイリンで銀メダルを獲得し、200mフライングタイムトライアル(FTT)の世界記録(8秒857)を持つリチャードソン。もう一人のトゥルーマンは、日本の競輪経験も豊富だ。両者の存在感は圧倒的だった。
迎え撃つ日本勢も、深谷知広、松浦悠士、太田ら実績上位の面々が顔をそろえ、戦前から激しいバトルが予想された。
そんな中で太田は、3日間を通して主役級の走りを披露した。
初日特選は残り2周半からロングスパート。番手の松浦の1着に貢献するとともに、自身も3着に逃げ粘って脚に刺激を入れた。準決勝ではトゥルーマンと激突。前受けから、打鐘で猛然と巻き返したトゥルーマンをきっちり合わせて不発に追い込み、鮮やかに逃げ切った。
そして決勝は、今節の集大成ともいえるベストレースだった。深谷とリチャードソンを、4車ラインを生かした突っ張り先行で封じ、最後は番手の松浦も振り切って優勝。ナショナルチームの一員として面目躍如の走りを見せ、培った力を存分に示した3日間だった。
続くサマーナイトフェスティバルでも、初日1着、2日目2着で準決勝へ進み、7月を通じて存在感を放った。