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直送!競輪場便りfrom 佐世保競輪場 米嶋恵介(岡山・119期)
インタビュー 2026.07.29

直送!競輪場便りfrom 佐世保競輪場 米嶋恵介(岡山・119期)

#競輪場便り

追い込み選手として研さんを重ねる

 米嶋恵介の降級2戦目となった7月佐世保は、6、2、2着。優勝のチャンスもあったが、準決勝、決勝ともに藤田楓の先行を差し切れなかった。準決勝後に口にした「景色が違った」という一言に、すべてが凝縮されていた。

 追い込みへの本格転向から、まだ1年足らず。前期までのS級では追い込みとしての実績が乏しく、最終4角を番手で回る機会はほとんどなかった。

 「追い込みに転向してから、4コーナーをハコで回ってきたのは2回くらいしかない。経験がなさ過ぎて、前との間合いの取り方が難しかったんです。1着も取りたいけど、追い込みとしてやっていくなら、しっかりマークして、来た選手に合わせて踏めるようになりたい。そこが課題ですね」

 追い込みへの転向を決断したのも佐世保だった。2025年9月のFⅠ予選で初めてジカ競りを選択した。

 「8月取手で落車して、あの佐世保が復帰戦でした。取手では突っ張れるところを引いて飛び付き、落車しました。バックを付けたくないからハコに行って、後ろの選手も落車させてしまったんです。(自力は)向いていないなと思って、そこで決心しました」

 自転車競技の経験はなく、会社員生活を経て29歳でデビューした。「追い込みの技術を身につけるにも3年はかかる」と見据える。目標はGⅠ出場。年齢的にも、ここが決断のタイミングだった。

 「脚力が足りないのは分かっています。でも、技術や経験を身につければ戦えると思うんです」

 S級から降級した今期は、本線の番手を任される番組が増えている。「S級では後方からどう突っ込むかだったけど、これからはいい位置を回ることが増えると思います。番手で仕事ができなければ、前を走る選手も積極的に行ってくれません。課題を持って走らないと先はないと思っています」。

 来期のS級復帰を見据えながら、まずは今期のA級戦で経験を積む。「追い込みは難しいけど、楽しいかな」。技術と経験を武器に、目標とするGⅠの舞台を目指す。

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