早くも第4回を迎える「オールガールズクラシック(GI)」。
ガールズケイリンにおける年内最初のGIタイトル戦です。いち早く12月の「ガールズグランプリ」出場権を手にしたいトップ選手たちが、激しい覇権争いを繰り広げます。
注目は、何といっても佐藤水菜選手です。直前の香港ワールドカップ(女子ケイリン)で6位という結果を見て、「不調なのでは?」と不安に思った方もいるかもしれません。しかし、そこに惑わされてはいけません。はっきり言って、状態は良好です。まして333バンクの松戸で、後手を踏むような競走はしないでしょう。懸念点を挙げるとすれば、帰国後の体調管理です。この点については、当日の直前情報で必ず確認したいところです。
では、絶対女王に抗うのは誰か。ここが予想の醍醐味です。

佐藤水菜(神奈川・114期)
ケイリンは水物です。香港での順位が、そのまま国内競輪での調子に直結するわけではありません。むしろ、女子スプリントで銀メダルを獲得した脚力こそが、真の実力を物語っています。サトミナを力でねじ伏せることができれば、その選手は間違いなく世界レベル。完全優勝達成なるか、大きな期待がかかります。

児玉碧衣(福岡・108期)
今年に入って25戦24勝、優勝7回と驚異的な成績を残しています。地元・久留米では高木萌那選手に差されましたが、好調であることは疑いようがありません。特に、自ら積極的にバックを取るスタイルに戻っている点が魅力です。女王奪還を狙う走りに注目が集まります。

梅川風子(東京・112期)
今年に入って7場所連続完全優勝と、手が付けられない強さを見せています。しかも、そのすべてが積極的な仕掛けによるものです。サトミナに対抗できる筆頭候補は、密かにこの梅川選手ではないかと見ています。パンチ力のある競走は、展開次第で逆転の可能性も十分。先行、捲り、追い込みと自在に立ち回れるだけに、対サトミナの秘策を用意してくるはずです。
第4回オールガールズクラシック 1日目12R「ティアラカップ」展望
初日のメイン12Rで行われる「L級ティアラカップ」は、昨年のガールズグランプリ上位者と賞金上位者による、ハイレベルな一発勝負です。
【出走予定選手】
1. 佐藤水菜(神奈川・114期)
2. 尾崎睦(神奈川・108期)
3. 久米詩(静岡・116期)
4. 児玉碧衣(福岡・108期)
5. 梅川風子(東京・112期)
6. 坂口楓華(愛知・112期)
7. 柳原真緒(福井・114期)
【展開予想】
333バンクの松戸では、残り2周の打鐘で先頭員が退避します。全開で踏み合う距離は、最大で約500メートルです。佐藤選手が敗れるパターンを想定するとすれば、スタートで最後方に置かれた場合でしょう。前でSを取った選手がカマシ気味に逃げ、別線を大きく引き離してセーフティーリードを築いた場合、いくら佐藤選手でも届かないケースはあり得ます。あるいは、後方で包囲網に沈み、引くに引けない展開に持ち込まれた時です。
いずれにせよ、佐藤選手にとっての敵は「展開の不運」と「一瞬の油断」と言えるでしょう。