第4回オールガールズクラシックが松戸競輪場で開催される。1日12レースすべてがガールズによる3日制のナイター開催だが、前半6レースは通常の斡旋によるガールズケイリン、後半6レースが4大会あるGⅠの中でも最も格式が高いと位置づけられるオールガールズクラシックとなる。
勝ち上がりは、初日に予選6レース、2日目に準決勝3レース、最終日に決勝1レースのトーナメント方式で実施され、番組はすべて自動編成となる。なお、初日の最終レースにはシード戦「ティアラカップ」が設けられており、昨年のガールズグランプリ1~3着の3名と、選考用賞金獲得額上位者4名が出場。7名全員が失格とならない限り、準決勝へ進出できる。

佐藤水菜(神奈川・114期)
優勝候補の筆頭は、もちろん佐藤水菜だ。昨年8月の女子オールスター競輪で完全優勝し、女子選手として初のグランドスラムとグランプリスラムを同時達成。さらに地元・平塚で行われたガールズグランプリ2025も逃げ切りで制し、史上初の年間グランプリスラムを達成している。
昨年4月のオールガールズクラシックは準決勝2着だったが、その後の3つのGⅠはすべて完全優勝と勢いは止まらない。2023年の松戸大会も完全優勝しており、333バンクでも不安は皆無だ。

尾崎睦(神奈川・108期)
昨年の平塚ガールズグランプリでは、佐藤水菜が主導権を握った時点で4番手から最終2コーナーで渾身の捲りを放ち2着。地元ワンツーで場内を大きく沸かせた。
6月のパールカップでも佐藤を追って準優勝、11月の競輪祭女子王座戦でも優出と安定した成績を残している。40歳を迎えてなお力強さを増している印象で、今年も4月の名古屋までに7場所走って優勝4回、準優勝3回と好調。今回も上位争いは必至だ。

久米詩(静岡・116期)
昨年のガールズグランプリでは勝負どころで5番手となるも、尾崎の捲りを追って3着と健闘。女子オールスター競輪でも佐藤の圧倒的な捲りに屈したものの、児玉碧衣の後位から2着に入るなど地力は高い。
2023年のコレクション、フェスティバル制覇時と比べるとやや物足りなさは残るが、状態は上向き。地元地区のGⅠで復活を期す。

児玉碧衣(福岡・108期)
昨年のガールズグランプリは5着に終わったが、内容は濃かった。打鐘から動いた山原さくらを叩いて主導権を握り、さらに佐藤の捲りに飛びついて番手を奪取。久米との併走で伸び切れなかったが、積極性は際立っていた。
一時は不振に苦しんだが、積極策を取り戻し精神面・脚力ともに復調。今年は新車投入もあり、4月の奈良までに8場所で完全優勝7回と絶好調。今開催も中心的存在だ。

梅川風子(東京・112期)
トラック競技から転向後もスピードは健在。昨年は66走で18V、1着60回と圧倒的な決定力を見せ、ガールズグランプリにも出場した。
GⅠでも安定しており、女子オールスター競輪こそ落車に泣いたが、他の3大会はすべて優出。競輪祭女子王座戦では佐藤に肉薄する準優勝と地力の高さを示した。今年も勝ち星を量産しており、スピード勝負なら互角以上だ。

坂口楓華(愛知・112期)
昨年の競輪祭女子王座戦での落車の影響もあり、その後のグランプリは7着と悔しい結果に終わった。それでも、2024年グランプリで佐藤を叩いて先行し2着に粘ったレースは印象深い。
今年は2月名古屋までに4場所連続優勝と復調気配。持ち味の積極性を発揮できれば、一発の魅力は十分だ。

山原さくら(山口・104期)
昨年はGⅠ優出こそなかったが、優勝10回で賞金を積み重ね、3年ぶりにガールズグランプリ出場。本番でも打鐘から積極的に仕掛け、レースを動かした。
今年も小田原までに8場所で8Vと絶好調。今回はティアラカップ出場こそ逃したが、持ち前の積極性で勝ち上がりを狙う。