選手が口を揃えていう一番勝ちたい大会が日本選手権競輪(ダービー)だ。今年は5月1日から平塚競輪場で開催される。そして優勝賞金が1億円を超えるまさに日本一を決める大会になる。

ここ最近のG1戦線は近畿勢がリードしてきたが、今年は関東勢が優位だ。中でも吉田拓矢が充実している。西武園記念は真杉匠をうまくリードし、直線で追い込んだ。真杉も2着に粘り3着は3番手を回った金子幸央という最高の形での優勝であった。その真杉だが西武園こそ歯車が噛み合っていたが、今年に入ってからは真杉らしさが見られていなかった。だが西武園後の武雄記念をまくりで制し、最高の状態のままで参戦となる。吉田との前後は流動的だが武田豊樹・平原康多の関東ゴールデンコンビがそうであったように、その都度調子や展開によって決めることになる。

脇本雄太が欠場した近畿勢は、寺崎浩平の動きが鍵となる。寺崎に付ける古性優作は、4月伊東記念で優勝。西武園記念こそ5着だったが、状態は上向いてきている。南修二も調子を上げてきており、S班3人が連係なら関東勢と互角の戦いができる。

関東、近畿勢に次ぐのは南関勢だ。グランプリチャンプの郡司浩平だが、今年はまだ優勝がない。それでもある程度の結果は残しているが、それが許されないのがグランプリチャンプというもの。グランプリを制した思い出のバンクで今年の初Vを決める。郡司との前後はこちらも流動的だが、深谷知広はG2ウィナーズカップを制するなど期待値が高まる。ホームバンクの松井宏佑が進出するようなら関東、近畿もうかうかできない。
嘉永泰斗、新山響平、新田祐大のタイトルホルダーはもちろんV候補ではあるが、太田海也、犬伏湧也、山崎賢人も虎視眈々と狙っている。