月刊競輪WEB

検索
直送!競輪場便り from 熊本競輪場 菊地圭(宮城123期)
インタビュー 2026.04.08

直送!競輪場便り from 熊本競輪場 菊地圭(宮城123期)

#競輪場便り

兄弟子を刺激に前向きに上昇

 S級点確保に燃えているのが菊地圭だ。昨年3月の取手で1・2班戦初優勝を飾り、前期は初のS級点確保が見える位置につけていたが、2度の失格でそれも幻に終わった。「もう、まっすぐにしか走りません(苦笑)」と、トラウマになっている様子だ。

 昨年の最終戦が失格、さらに今年の初戦が落車と、順調とは言えない年末年始となった。それでも準決勝で2着に逃げ粘って決勝進出を果たすと、今期は一度も決勝を外していない。3月末の熊本ミッドナイトでも果敢な走りを見せ、初日特選は3着、準決勝はカマシ先行から押し切った。積極性が増し、安定感も向上している。

「以前よりも末の粘りが良くなったと思います。点数が上がってきて、準決勝などはメンバー的にも戦いやすくなっている感じがあります。コンスタントに決勝に乗れているのはいいですが、まだまだ課題は多い。今回の初日も、ただ叩いただけになってしまったので…」

 決勝常連となっても満足はしていない。その理由は、身近な存在がスターへと駆け上がったことにある。菊地の師匠は荻原尚人。昨年の競輪祭を制してS級S班に上り詰めた阿部拓真は兄弟子にあたる。

「兄弟子の阿部さんとは家も近所で、車で5分くらいなんです。今回来る前にもお邪魔してきました。競輪祭のときは荻原一門のグループラインが大盛り上がりでしたね。身近な存在がああやって結果を出してくれると励みになります」

 だからこそ今期は、何が何でもS級点を確保し、上のステージで戦いたい。同門で同期の斉藤楽はすでにS級で奮闘中だ。

「師匠や阿部さんだけでなく、周りからも『いつまで(A級に)いるんだ』と言ってもらっています。期待してもらっている間に結果を出さないといけませんね」

 2月には同期の篠田幸希を頼って前橋へ出稽古にも赴いた。

「小林泰正さんや佐々木悠葵さんたちといい練習ができて、すごく刺激になりました」

 着実に力をつけている宮城の若武者が、初のS級点確保へ歩みを止めることはない。

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE

related articles