128期生のスーパールーキーは、デビューからすでに通算6度の優勝を飾っている。徹底先行のスタイルを貫き、レース内容も申し分ない。今後さらに進化を遂げ、年末には女王の座に君臨する姿も想像できる存在だ。
前回の京王閣では、石井寛子と尾崎睦というガールズ競輪を代表する百戦錬磨のトップ選手と対戦。そのレースについて本人に感想を聞くと、こう振り返った。
「私が前受けで、那須萌美さんがジャンで追い上げてきました。そこへさらに尾崎睦さんも来て、那須さんとの併走も見えました。想定していた展開ではありましたが、やはり基本的な脚力がまだ足りないと実感しましたね。ごちゃごちゃした展開になり、4コーナー過ぎには接触もあって危なかったです。あのクラスの選手に勝つには、際どいところでの走りや判断力が必要だと思いました。優勝した石井寛子さんはグランプリ覇者ですし、本当に勉強になるレースでした」
出身は群馬県。高校まで地元で過ごし、その後は筑波大学へ進学。円盤投げの選手として活躍したアスリートで、卒業後も実業団で競技を続けていた経歴を持つ。
今回から新車を投入したという。
「自転車だけで70万円ぐらいしました。かなり高額ですね。円盤投げの円盤でも高くて10万円くらいなので。練習の感じは良かったので、セッティングは実戦の中で煮詰めていきたいと思います」
今月までが岸和田・パールカップ(GⅠ)の選考期間。現状はボーダー付近に位置しており、大事なレースが続く。
「今は真っ向勝負のレースをしています。ただ、本当に強くなるためには脚力だけでなく、レースの組み立ても大事になってくると思います。そうでないとGⅠでは通用しないと思うので」
さらなる飛躍を目指し、日々努力を重ねている若き才能。これからどこまで輝きを増していくのか、注目していきたい。
~松山競輪場より。