月刊競輪WEB

検索
2026年がスタートして1か月
レース展望 2026.01.28

2026年がスタートして1か月

#グレードレース展望

郡司浩平の悲願が成就したKEIRINグランプリ2025。ファンの間ではまだその話が出るが、2026年がスタートして1か月。4本の記念競輪が開かれた。まずは立川。脇本雄太の実弟・勇希が、記念初優勝を飾った。続く和歌山は兄の雄太がV。この時点で脇本兄弟が賞金ランクの1、2位という画期的?なものになっていた。そして大宮は伏兵の北津留翼が、寺崎浩平・古性優作の近畿SSコンビを破って通算7回目の記念優勝。ラストのいわき平は、脇本雄太が怒濤のまくり4連発で完全V。4開催の内、脇本が2回の優勝を記録した反面、脇本以外のSSはスタートダッシュに失敗した形になった。

 脇本だが、和歌山の初日特選を見た時は、相当やばいと感じたのは、筆者だけではなかろう。それが、2日目以降はまるで別人になり、いわき平も異次元の強さを見せつけた。今年のグランプリはいわき平。いいイメージを持ったのも大きい。昨年10月の寬仁親王牌で痛めた左肘は完治しておらず、その中での記念2V。本人はヒーローインタビューで左肘のことに触れていたが、その状況の中での優勝は言葉が見当たらない。当たり前すぎる「強い」などというべきものでもない。グランプリスラマーとしてのプライドが脇本の背中を押し続けているしか考えられない無双状態だ。もし、左肘が完治したならどうなってしまうのか想像するのは野暮かもしれない。

 他のSSを見渡せば、グランプリチャンピオンの郡司や古性、寺崎は優勝こそないがそれなりの走りを見せていた。吉田拓矢の立川準優勝、真杉匠は立川、大宮と走ったが流れが悪い。南も和歌山、いわき平と連続して優出に失敗している。嘉永泰斗は立川こそまずまずだったが、いわき平は初日特選で落車し途中欠場。阿部拓真の出走は2月からになる。脇本の強さは別格としても、立川で勇希、大宮で北津留が優勝しているように、ここまではSSとの差は感じられない。

 2月は今年最初のGⅠ「全日本選抜」が熊本競輪場で開催される。1月を見た感じでは脇本雄太が断然であり、寺崎、古性も悪くない。となれば、今年もまた近畿勢が競輪界を席巻するのではないか。FⅠながら松戸で優勝した深谷知広も今年はタイトル戦線に絡んでくるだろう。

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE

related articles