初の地元記念へ向けてレベルアップを図る
GⅠ制覇9回の遺伝子を持つ輪界のサラブレッドは、失格やケガなどいくつかの試練もあったが、2025年4月にS級特昇、8月のオールスターではGⅠ初出場初勝利を達成、さらに9月の小倉FⅠではS級初Vと、ここまで期待通りのハイパフォーマンスを披露している。
そんな北日本の、いや、輪界のホープがいま一番意識しているのは、2026年1月に行われる地元のいわき平記念で活躍できるように、ということ。
「初めての地元記念で、しかも親子開催なので。緊張はしますけど、そこでいい走りができるように準備しています」
父・芳仁との親子連係を実現させるためには、そろって決勝に勝ち上がるしかない。「今のままでは上では通用しないと思うし、何かを変えていかないといけないので」とさらなるレベルアップを図り、リスクを承知でセッティングなどの調整に着手した。
12月の佐世保記念には「普段と違うセッティングを試して」臨んだ。一予は逃げて5着も辛うじて二予進出。ただその二予は坂井洋にあっさりまくられてしまい、3日目もまくられて9着大敗と、成績こそ振るわなかったが、最終日は1着で締めるなど大きな収穫を得た開催となった。
「佐世保では飯野祐太さんをはじめ(セッティングに詳しい)先輩たちからいろいろとアドバイスをいただいて、すごく勉強になりました。自分の好きな感じがわかってきたし方向性も見えてきた。何より最終日の1着は〝この方向でいいんだな〟と確認できたし気持ち的にも大きかったです。ここからさらに煮詰めていって、モノにできるようにやっていこうと思います」
9月の青森記念で落車した影響も徐々に癒えてきた。
「体は少しずつ良くなっているけど、まだまだ物足りないし上げていかないと。落車は一番ムダだと思うし、まずはケガをしないように。そうすれば練習も継続してできるはずなので。そして脚力を付けてもっと安定した成績を残せるようになりたい」
本番まで約1か月。自信を持って戦えるように最善の準備をして、親子あっせんで結果を出す!