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競輪祭シリーズ展望
レース展望 2025.11.12

競輪祭シリーズ展望

「KEIRINグランプリ2025」残りの椅子を賭けた最後の戦いがいよいよ始まる。GⅠ競輪祭が11月19日から24日まで、北九州市の小倉競輪場で開催される。毎年、笑顔を見せる選手がいる反面、涙を流し来年に向かって気持ちを新たにする選手もいる。悲喜こもごも、それがGⅠ競輪祭なのである。

 すでに出場が内定しているのはタイトルを獲得している脇本雄太(福井)、吉田拓矢(茨城)、寺崎浩平(福井)、嘉永泰斗(熊本)の4人。これに賞金でほぼ確定なのが現在賞金ランク1位の古性優作(大阪)、5位の眞杉匠(栃木)。6位の郡司浩平(神奈川)、7位の南修二(大阪)も当確ではないが、限りなく可能性は高くなっている。仮に今年初タイトルの選手が出た場合は、熾烈な賞金争いが繰り広げられる。深谷知広(静岡)、松本貴治(愛媛)、新山響平(青森)あたりまでが優勝戦の結果いかんでは出場できる可能性があると考えられる。

昨年の王者・脇本は寬仁親王牌準決勝当日、ウォーミングアップ中のアクシデントで左肘関節脱臼骨折、診断の結果は全治40日。普通に考えれば競輪祭は欠場の可能性が高い。出場してきても本来のパフォーマンスは見られないだろう。グランプリを考えれば無理をする必要もない。

 では、誰が1番優勝に近いかと問われれば、答えに窮する。ただ、やはり古性だろう。脇本が欠場したと仮定した場合、それでも近畿勢の層は厚い。寺崎を先頭に古性、南で固まれば紛れもなく人気になる。賞金ランク1位の古性だが、今年はここまで無冠。プライドが許さない。

 郡司、眞杉、吉田、新山も候補になろう。郡司はGⅢ小田原記念の決勝戦で正攻法のまま先行し、松井宏佑の優勝に貢献。とは言っても勝った松井は番手まくり、郡司は9着の結果に終わっている。初日特選でも郡司は松井の前を回っている。これをどう考えるかだが、郡司としては最終調整の段階で体に刺激を入れておきたかったのではないか? 

 新山もひと息といった感じではあるが、最後の最後、土壇場で力を発揮できるタイプなだけに、一発逆転もある。同じくS班の犬伏湧也だが、勝負がかかったところで甘さが見えてしまう。勝ち上がりのように堂々と力でねじ伏せるレースさえできれば、初タイトルの可能性は広がる。

 地元の九州勢は嘉永のタイトル奪取で盛り上がっている。嘉永の連続GⅠ制覇もあるだろうし、北津留翼はバンクを熟知している。山田庸平、山崎賢人にもチャンスはあるだろう。

 グランプリに出場する=タイトル。やはり選手である以上、タイトルを獲ることが1番の名誉になる。グランプリはその先にあるものだ。

 【女子王座戦】

10月の世界選手権女子ケイリンで2連覇を達成した佐藤水菜(神奈川)が紛れもなく中心になる。圧倒的なスピードはガールズケイリンでは異次元とされている。

佐藤に待ったをかけるのはやはり児玉碧衣(福岡)が筆頭になる。8月の佐世保からここまで22連勝中。佐藤に対するライバル心も相当で、「今年こそは」の気持ちは強い。梅川風子(東京)、大型ルーキーの仲澤春香(福井)、尾崎睦(神奈川)も争覇圏だ。

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