9月23日から26日に亘り、第34回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GⅠ)が前橋グリーンドームで開催され、九州のエース・嘉永泰斗選手(熊本・113期)がついにタイトルを獲得しました!
9月の共同通信社杯競輪(GⅡ)を含め、3回のGⅡ決勝進出はあるのですが、意外なことにこれが初めてのGⅠ決勝進出になりました。今回は単騎で臨み、3番手にハマってそこから捲りで快勝!
2019年の中川誠一郎選手以来となる九州からのタイトルホルダー誕生に、競輪祭(GⅠ)、来年2月の熊本で行われる全日本選抜競輪(GⅠ)も盛り上がっていきそうですね!

今後もしっかり自分のレースをしていきたいと思います!
-GⅠ初優勝の心境から教えてください。
「嬉しいです!」
-初GⅠ決勝はどうでした?
「初めてでしたけど、いつも通り臨めましたね」
-決勝戦を振り返って、どう組み立てを考えていましたか?
「単騎だったので、一発狙っていこうと思っていました」
-最後方で周回はどうでしたか?
「その辺はそうなるだろうと思っていましたし、その後は最初に動くラインについていくか、いかないかの判断でしたが、結果、ついていってあの3番手の位置が取れました」

-関東ラインがいきましたね。
「初手があの並び(犬伏湧也-松本貴治-小倉竜二、古性優作、清水裕友-河端朋之、吉田拓矢-恩田淳平、嘉永)だったので。犬伏さんが突っ張るかなって思っていたんですけど、吉田さんがあがっていったんで、それについていく形でした」
-仕掛けるタイミングはどう見ていましたか?
「絶好の位置だったので、前の様子を見ながら踏み込みました。踏み込んだ感触はいけるなという感じでした」
-真後ろに古性選手がいましたが。
「いやぁ、後ろを見る余裕はなかったですね。本当に前の動きだけ集中していました」
-いける確信をしたのはどこでしたか?
「恩田さんを乗り越えたくらいですね」
-出てからゴールまでは?
「長いようで、短いような感じでした」

-声援はどうでした?
「本当に力になりました」
-来年はタイトルホルダーとして挑む地元の熊本でGⅠがありますね。
「そこは目標でやっていたんで、いい形で迎えられると思います」
-今年はあと1つGⅠが残っていますね。
「しっかり自分のレースをしたいと思います」

-ファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「4日間、応援ありがとうございました。責任ある走りができるように今後も練習を一生懸命に頑張りたいと思います! また、これからも頑張りますので応援してください」
嘉永泰斗(かなが・たいと)
熊本・113期・S級1班 1998年3月23日生まれ。身長175.0㎝ 体重80.6kg
Qこれでグランプリへの出場が内定しましたね。
「まだちょっと気持ちの整理がついていないので、帰ってからゆっくり考えます」