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直送!競輪場便りfrom 熊本競輪場 角令央奈(福岡98期) 
インタビュー 2025.10.15

直送!競輪場便りfrom 熊本競輪場 角令央奈(福岡98期) 

#競輪場便り

久々のGⅠ出場へ向けて意気軒昂!

 11年ぶりのGⅠ出場が高いモチベーションになっている。寬仁親王牌で2014年以来、3度目のGⅠに出走する。状態の方も上昇カーブを描く。9月の岐阜FⅠで、S級戦では3年3カ月ぶりの決勝進出を果たし、S級初Vへあと一歩と迫る準優勝。2節後の熊本FⅠでも初日に白星を挙げた。昨年は半年間、A級暮らしがあって年間19勝。S級戦だけの今年は、ここまでで既に17勝と昨年を上回るペースで勝っている。「やっぱりGⅠに行けるのが気持ち的にも大きいですね。去年も権利があったけどA級だったので出られなかった。勝てる、勝てないの問題じゃなくて、そういう場所に行かないと。得るものも得られない。ここまでは九州勢のおかげでしっかりとやり直せている。GⅠに向けて、ちゃんと準備していきたい」

 兵庫支部時代だった2013、14年に寬仁親王牌に出場。2023年に福岡支部に移籍してからは初のGⅠだ。初出場だった2013年は2日目に白星を挙げたが、2014年は9着の1走しか記録に残されていない。「1走目で落車しちゃったんですよ。再乗して9着。体的には大丈夫だったけど、フレームが折れてしまって2日目以降は走ることができなかった」

 11年の歳月を経て、支部も変わった。無事に出場が叶えば、落車のままで閉じていた角のGⅠに新たな記録が記されるだろう。「年齢の上の人が頑張っていますからね。自分もまだまだ頑張らないと」

 角を盛り上げている理由がもうひとつ。親しみを込めて“むらっち”と呼ぶ村田雅一の存在だ。かつて同支部で、3学年上の村田がグレード戦線で大暴れ。「キャリアハイですもんね。努力次第であれだけ頑張れるんだって思わせてくれた」

 村田とは、2012年の近畿地区プロの4キロチームパーシュートで同じ兵庫チームとして優勝。2013年の全プロ大会でも準優勝し、2人揃って寬仁親王牌でGⅠ初出場した間柄だ。大ブレイクした村田と、思い出深いGⅠでの再会も決まっている。やはり角のモチベーションは高まるばかりだ。

 

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