先輩の一言に自信を深め大進撃
1月からA級暮らしとなったが、4月に3場所連続完全Vの特別昇級でS級に復帰した立部楓真。復帰4場所目の小倉では2着に逃げ粘って復帰後初の準決勝進出を果たした。
「直前の練習で、やっといい頃の乗り方を思い出した感じがあった。最近の中では一番。久しぶりに感触良く走れた」
準決勝3着で惜しくも決勝進出はならなかったが、最終日も果敢に主導権を奪って2、3、4の着取りにまとめた。12走して最終バック奪取が10走と、これまで以上に攻めるレースを見せている。「少しでも来期につながるようなレースを心掛けています。仕掛けるべきところでしっかりと行きたい」
小倉後は久留米記念に出走。2025年前期最終戦は昨年10月以来となる9車立ての戦いで、そこでも立部は存在感を示した。「小倉が終わってから、GⅠから帰ってきた山田庸平さんに見てもらって、さらに乗り方が良くなった。庸平さんからも“いいね”っていう言葉をもらって自信になった。良かった頃よりもいいんじゃないかと思う。過去最高?自分の中ではそうだと思います」
一次予選は格上の根田空史、晝田宗一郎が相手。主導権を握って2人にまくられず、マークの久島尚樹に差されはしたがワンツーを決めた。それだけではない。二次予選はS級S班の郡司浩平と初対戦。郡司にまくられはしたが、渡邉豪大の好援護もあって再び2着に逃げ粘った。2023年12月の佐世保記念以来、約1年半ぶりのGⅢ準決勝進出。レース後は「最後までしっかり踏めた」と笑顔を見せた。「2日間とも自分の100%を出せている。9車立てのGⅢの方が勝ち上がりやすいし、大胆に攻められますね」
FⅠ戦で攻め続けたことと、自身の状態アップが噛み合って久々にグレードレースで大いにアピールした。「来期(2025年後期)はS級1班の点数を取りたい」を目標に掲げるが、それ以上の大暴れも予感させる動きを見せている。