6月17日から19日にかけて岸和田競輪場で行われた『大阪・関西万博協賛 第3回パールカップ(GⅠ)』は佐藤水菜選手が完全優勝を飾りました!
意外にもパールカップは初出場で、自身もこのタイトル奪取に意欲的でした。その気持ちをしっかりとレースで発揮し、予選は2着に9車身もつける圧勝。2日目の東準決勝は太田りゆ選手、梅川風子選手のもがき合いのその外を一気に捲って1着。最終日の決勝戦も最終ホームからしっかり自分のタイミングで駆けて1着でゴール線を駆け抜けました。
全ガールズ選手に警戒をされるでしょうが、目標の年間グランプリスラム達成に向け、オールスターでもその強さを発揮して欲しいですね!!
決勝は、自分が最初に仕掛けようと思っていました
-優勝の気持ちから聞かせてください。
「優勝することができて、すごく嬉しいです!」
-決勝を振り返ってみて、いかがですか?
「自力の選手が多かったし、自分が1番目に駆けないと後手を踏んで、レースをさせてもらえないと思ったので、最初に仕掛けようと思っていました」
-自力選手で気になっていたのはどなたですか?
「一番は梅川(風子)選手ですかね。準決勝は先に仕掛けられてしまったので、決勝は自分が先に仕掛けたいと思ってました」
-準決勝までよりも長い距離を踏んでいましたがどうでしたか?
「発走前は1周半行くつもりだったので、自分的には半周短くなった分、気持ちがこもった1周でした」
-尾崎睦選手が後ろにぴたりとついていましたが、そのあたりは気になりましたか?
「もう脚はなかったんですけど、ない脚を絞って、絞って、ゴール線まで頑張って踏みました」
-迫ってくる感じはありましたか?
「感じますよ! 気迫溢れるものが伝わってきて、自分も踏んでいるけど、それ以上に後ろにいる選手が踏んでくるのがわかったので、そこはもう気持ちで乗り越えました」
-ゴール勝負に勝った瞬間はどうでしたか?
「素直に嬉しかったです」
-声援もすごかったですね。
「レース中の声援は集中し過ぎて聞こえなかったですが、顔見せから本当にたくさんの温かい声援があって、心に刺さりました」
-今年2つ目のGⅠを獲ってどうですか?
「あと、今年からオールスターが初のGⅠになるので、まだ自分が獲ったことないタイトルですし、お客様に選んでもらって走るという、(ガールズコレクションの時から)1年で一番大切にしているレースなので、しっかりと頑張りたいです」
-オールスターが行われる宇都宮500バンクの印象は?
「いつも練習しているバンクの2周分が1周で、よく言えばカントがないので走りやすいですし、悪く言えばコーナーが使えないからスピードに乗せるのが難しいので、ちょっとジェイソンコーチに相談したいと思います」
-ファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「連日、大きな声援ありがとうございました。オールスターもしっかり頑張りますので、また大きな声援よろしくお願いします!」
佐藤水菜(さとう・みな)
神奈川・114期・L級1班 1998年12月7日生まれ。身長163.0㎝ 体重59.0㎏
Q競技の方の予定は?
「オールスターまで練習がいっぱいできるので、しっかり練習して、オールスターを迎えたいと思います。その後に全日本選手権トラックがあるので、世界選手権のセレクションでもあるし、頑張りたいです」