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直送!競輪場便りfrom 小倉競輪場 宇佐見裕輝(福島・94期)
インタビュー 2025.02.26

直送!競輪場便りfrom 小倉競輪場 宇佐見裕輝(福島・94期)

#競輪場便り

39歳の宇佐見がどうやら、確変モードに突入したみたいだ。宇都宮で優出を果たすと続いた今回の小倉でも1・2着で勝ち上がった。まだ、2場所連続しての優出だが、明らかに動きは良くなってきている。この4か月で8勝、勝率は32%。連対率は44%。何より3連対率は64%なのだから、いかに車券に貢献しているかがわかる。ファンにとっては狙いやすい、買いやすい選手だろう。

 今開催の予選は同県の前川大輔に前を任せた。「前川君が頑張るというので」。その前川が才迫勇馬を相手に最終ホームからかますと、一瞬口は開いたが追いつき、差し切り。だが「前川君を残せなかったのが悔やまれる。自分の技術不足です」と唇を噛んだ。準優も前川と連係。道中で高木竜司が落車するアクシデントがあり、前川が最終的に林昌幸の後位でイン粘り。競り勝った前川が1着で、宇佐見は2着で優出を決めた。

 迎えた優勝戦は、東北が4人進出。大高彰馬を先頭に前川、相澤政宏、宇佐見の並び。福島の間に宮城の相澤が入ったかっこうになった。4番手では正直なところ勝負権はないのだが、宇佐見の性格が現れた形になった。優勝は前川で宇佐見自身は6着に敗れた。状態が良かっただけに悔しさが残った。

 現在の競走得点は89点台。3回目のS級昇格が現実味を帯びてきた。「最初の時に潰瘍性大腸炎を患ってしまって。良くなってまたS級に戻ったらまた同じ病気で」と過去2回のS級戦は不本意だった。しかし最近は「完治に近い状態で力も入るようになった。納得いく練習もできてきたし」と近況の良さを分析してみせた。バンクに入ることもあるが基本的には競輪場でワットバイクをメーンにトレーニングに励んでいる。「家でワットバイクに乗ると怠けてしまうので」と笑わせた。冗談がでるくらい調子がいいということだろう。「S級は勿論意識しますし。でも、焦らずにいきたい。目の前の競走、一戦一戦に集中していきたい。その結果がS級に繋がると思う」と平常心を強調してみせた。目標がないときは自力で活路を見いだす。ベテランの域になった宇佐見、このまま順調にいけば、3回目のS級が確実に見えてくる。

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