2025年一発目のコラムとなりました。
競輪ファンの皆様、あらためて本年もよろしくお願い致します。
さて我が競輪界は昨年末の大イベント、KEIRINグランプリを終えて古性優作が2度目のグランプリ制覇を果たしました。
盟友、脇本雄太の先行に乗って磐石の差し切り。
勝つべき人間が勝つべくして優勝したぐうの音も出ない結末でした。
そして今回行われたトリプルグランプリの中でも筆者が1番熱くなったのは間違いなくヤンググランプリ。
見ましたか?
あの太田海也と中野慎詞のもがき合い。
プライドとプライドのぶつかり合いを尻目に最内を差して優勝した纐纈も素晴らしかったですが間違いなく太田、中野がヤンググランプリを盛り上げました。
次世代レーサー達が大きな可能性を示してくれたグランプリシリーズだったと思います。
そしてそして、
私事ですが年始に15年振りに風邪をひいて寝込みました。
キツイですね…
単身赴任で東京に出てきているので46歳1人っきりですので気合いで治しました。
ひどいもんですよ。
ヨレヨレのスウェット着ながらウーバーイーツで頼んだ経口補水液を這いつくばって玄関まで取りに行き、掃除も出来てないホコリまみれの部屋で静養するんです。
静養もマジで気合い1本です。
この時期になるとインフルエンザなどの感染症が猛威を振るうので、ただでさえ鍛錬を積まなくてはならない現役選手たちの免疫力は落ちます。
開催中は必ず集団行動になりますし、感染症対策をしながらレースを走らなければいけない選手たちに最大限のリスペクトです。
2025年の展望を少し話しましょうか。
間違いないことなんですがスピード競輪化は止まりません。
追い込み選手、マーク選手は淘汰され「横の技術や横の強さ」などはあくまで最後の味付け程度になっていき「追走技術」は重要になるはずだ。
あくまで縦脚の無い選手はグレードレースでも勝ち上がれないしGIレースの準決勝クラスには自力選手しか残らないようなシーンも多々あるはず。
ナショナルチームに代表されるようなスピードトレーニングがトレンドになるだろうし上がりタイムも速くなっていくことはほぼ間違いない。
ラインの絆やマーク選手の仕事っぷりなど無くなりはしないが間違いなく希薄になっていくだろう。
これも時代の変化だ。
我々解説者も対応せねばならない。
それを競輪の〝味〟として捉え〝進化〟にするのが喋り手の役目だ。
2025年もよろしくお願い致します