2024年9月18日、日本競輪選手養成所の次世代型総合トレーニングセンター新築工事の起工式が行われました。その後プレスイベントが行われました。
イベント開式にあたり木戸寛JKA会長が登壇し、競輪の創成から競輪学校の設立に至った経緯、伊豆に移転、今に至る競輪選手養成の歴史について
「競輪は1948年に小倉競輪場で初めて開催され、その後全国展開されました。当初は無試験で選手登録ができましたが、しっかりとした選手の養成が必要となり、1950年に日本サイクリストセンター(現在の日本競輪選手養成所)が東京・調布に開設されました。1968年に現在の施設が竣工しましたが、老朽化が進んでいるため改修が必要となり、また世界に冠するトレーニング施設を目指すとして今回の運びとなりました」とスピーチし、さらに今回の次世代型総合トレーニングセンター建設の意義を述べました。
パリオリンピック出場の太田りゆ選手と高松宮記念杯競輪優勝の北井佑季選手によるトークショーが行われ、養成所時代の思い出や新施設への期待が語られました。
施設の完成は2026年となります。
次世代型トレーニングセンターの大きなテーマは「トレーニングと休息」。施設が完成すると今より2週間、トレーニングができる日数が増える予定。
プレスイベントで太田りゆ選手と北井佑季選手は、養成所の意義、意味をしっかりと語っていました。太田選手は特に「女性は住環境で大きく変わる部分があり、次世代型トレーニングセンターでは女性の大幅なスキルアップが望める」と話しました。