4月26日から28日にかけて久留米競輪場で行われた『第2回オールガールズクラシック(GI)』で完全優勝を果たした児玉碧衣選手。
昨年からずっと地元GIへの意気込みを語っていた児玉選手が、有言実行を成し遂げました。
今年はガールズケイリンコレクション取手ステージ前に調子を崩し、滅多にないビッグレース7着にかなり凹んだそうです。しかし、オールガールズクラシックの直前の松山開催前に自転車のセッティングを見直してもらったことで自分の力を取り戻しました。
この優勝で満足することなく、さらに強くなり、全タイトルを狙っていきたいと語る児玉選手の走り、パールカップも期待したいですね!
常に強い自分でいられるように向上心をもって練習にはげみたいなと思います!
-優勝した今の心境はどうですか?
「やっぱり地元のGIで優勝できて、これでグランプリも決まったし、完全優勝もできて有言実行できたので、本当にホッとしています」
-ファンの皆さんの声援がいかがでしたか?
「9年ガールズケイリンを走ってきたんですけど、一番じゃないかという声援をもらって、遠方から足を運んでくれたお客さんだったり、地元のお客さんだったり、その人達の前で優勝することができてとても嬉しかったです。
脚見せからすっごい応援が聞こえて、それまで緊張していたんですけどそれが聞こえて緊張がほぐれて力になりましたね」
-レースを振り返って、スタートから意外な展開になりましたね。
「牽制入ると思ってなかったので我慢比べになっちゃって、結局、(小林)莉子さんが追ってくれたんですけど、道中は冷静に走れていたと思います」
-後方になっていきましたが、それも落ち着いて見ていましたか?
「そうですね、連日の自分の走りを振り返ったら、かなり仕上がっていたので、自信をもってどこからでも行けると思って、冷静に行けたのかなと思います」
-後ろが取り合いになったのは気づいてましたか?
「あっ、それはわかりませんでした」
-久米(詩)選手が仕掛けたあと、自分のタイミングを見て行ったと思いますが、ゴールした瞬間はどうでしたか?
「後ろが競りになっているのに気づかなくって、後ろは吉川(美穂)さんだと思っていたので、吉川さんは連日外を伸びていたし、ゴールまで気を緩めないなと思ってました。
ゴールした時は1番だとわかったので、嬉しい気持ちとホッとする気持ちでした」
-改めて今開催の総合的な評価を教えてください。
「ガールズコレクション取手ステージに比べれば、かなり上出来だったと思いますし、あの時の7着の悔しさがあったから今の自分がいると思うので、常に強い自分でいられるように、グランプリを決めた今からも気持ちを切らさずに向上心をもって練習にはげみたいなと思います」
-昨年は、最初にグランプリを決めてモチベーション維持が大変だったということですが、今年は?
「今年は気持ちを切らさず、全てのタイトルを獲るくらいの気持ちでもっともっと強くなれるように頑張りたいです! 皆、強いんで脚力だけじゃなかなか大変なところもあるんですけど、脚だけで勝てるくらいの脚力をつけれるように、難しいと思うんですけどしっかり練習したいなと思います」
-タイトル2つ獲得し、あとは競輪祭女子王座戦(GI)と来年は女子オールスター(GI)も増えますがいかがですか?
「全部のタイトルが欲しいので頑張ります!」
-次の焦点は?
「パールカップですね、2連覇がかかってますから。そこに向けてしっかり仕上げていきたいと思います」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「いつもたくさんの応援ありがとうございます。地元のGIで優勝し、グランプリの権利を手にすることができました。ここで気持ちを切らさずにもっともっと強くなって、安心して車券を購入していただけるくらいの安定感で走れるよう頑張りたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!」
児玉碧衣(こだま・あおい)
福岡・108期・L級1班 1995年5月8日生まれ。身長169.2㎝ 体重66.5㎏
Q 地元の優勝に感激しましたか?
「しました! ゴール後にウワッってなりましたね(笑)」