2024年、10年間守ってきたS級S班から陥落となってしまった平原康多選手。2023年は落車、そしてヘルニアのせいで平原選手らしいレースが鳴りを潜めることが多くなったことが原因でした。
今年に入り、慣れない7車立てのレースとヘルニアとの、自分との闘いが始まりました。徐々に戦える状態に戻りつつあると語る平原選手。第39回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)の2日目には狭いコースを縫っていく姿や、3日目に坂井洋選手とのワンツーを決めるなどの活躍もありました。
500勝目前、ここから平原選手らしいレースを期待したいですね!
トップで戦うため、気持ちだけは切らさず頑張ります!
-現状の腰の感じは?
「そうですね、やっぱりヘルニアなんでそう簡単に勝てる相手ではないという感じですね、自分の中では」
-焦らずにじっくりやった方がいいなという感じですか?
「いや、焦らずにということは全然ないんですけど、その時その時でやれることを一生懸命にやるしかないので、そういう風にやっていくしかないですね」
-自転車のセッティングなどに関してはいかがですか?
「今年に入って4場所全部違う自転車で臨んで、その時に感じて勝負できる自転車を持ってきているつもりですね」
-その4台は別なものですか?
「もうセッティングも全然違うものなので、全く別物だと思います」
-全日本選抜ではどんな自転車ですか?
「イメージでいうと4、5年くらい前の乗り方ができるような自転車にしました。その時の力の入れ方が理想なのかなと感じて、そこを課題にやってきました」
-7車と9車の違いはいかがですか?
「やっぱり別物ですけど、結局、力があればどちらでも力を残せると思うけど、ちゃんとすごくいい結果を残せていないのは今の自分の力の現状だし、そこで戦っていかないといけないなと思っています」
-全日本選抜を戦って、手応えは?
「まだまだだなという感覚ですね。もっとあげていきたいです!自転車に乗っている感覚はよくなってきたので、あとはトレーニングで脚力を戻すというような段階までようやく来たのかなという雰囲気ですね」
-ファンの皆さんへのメッセージをどうぞ。
「現状は自分の身体との闘いの日々が続いていますが、またしっかりとトップ戦線で戦えるように、気持ちだけ切らさないように頑張ります!!」
平原康多(ひらはら・こうた)
埼玉・87期・S級1班 1982年6月11日生まれ 身長184.0㎝ 体重95.0