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直送!競輪場便りfrom小倉競輪 堀川敬太郎(福岡・123期)
インタビュー 2024.02.28

直送!競輪場便りfrom小倉競輪 堀川敬太郎(福岡・123期)

#競輪場便り

同期で刺激し合って上を目指す

 堀川は1月小倉、別府、高松と3場所連続の完全優勝でA級2班に特別昇班した。昨年12月豊橋から4連続優勝でのチャレンジ卒業と文句なしの好成績だったが、本人は「展開が向いたのもある。偶然、うまくいき過ぎているだけ」と謙遜するばかり。そして「まずは今期をちゃんと走り切れるように。1月に上がれたので、1班の点数は取りたい」。1、2班戦での抱負も謙虚なものだった。

 1、2班戦のデビューは2月小倉ミッドナイトだった。控えめのコメントとは裏腹に、期待通りの走りでポテンシャルの高さを見せつけた。「けっこう緊張した」と振り返った予選は前受けからの突っ張り先行で逃げ切り。圧巻だったのは準決勝だ。来期のS級昇級が濃厚な梅崎隆介を相手に、またもや突っ張り先行。続いた照屋将貴に差されたものの、2着に粘りこんだ。

 「前が取れたら絶対に出さない。後ろで照屋さんが梅崎さんを止めてくれてた。タレてたけど、最後まで目いっぱい踏みました。強い人と当たっているので頑張るだけ。思い切り踏めますね」

 決勝でもレースの主導権を握って2着。勝ち星こそ予選の1勝に終わったが、100点満点の内容で初戦を終えた。

 昨年7月に本格デビューしてから練習は同期の梶原海斗、櫻木雄太、楠本政明とやっている。「みんなで話し合って、レース形態や、スピード系の練習をしている」。

2か月前からはワットバイクを使った練習も始め、長所の地足にスピードも加わった。「足的には梶原さん、櫻木さんの方が全然強い。だから特昇も自分が一番最後だと思っていました。みんなで強くなろうって、目標は一致しています」。

梶原は堀川から9日遅れで特昇すると、1、2班戦初戦の2月小倉で優勝を決めた。櫻木もこれまで2度失敗しているが、特昇は時間の問題だろう。堀川も身近な同期に刺激を受けて、上を目指す。

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