犬伏湧也選手、北井佑季選手、中野慎詞選手、吉田有希選手とGIで活躍する選手が多く登場したヤンググランプリ2023。犬伏選手と太田海也選手の壮絶な叩き合い、結果、太田選手が制して優勝を決めました。競輪祭の決勝で仕掛けが遅くなったことが悔しかったそうで、今回のヤンググランプリでは積極的に走る、つまり『自分に勝つ』ことを目標に走ったそうです。
2024年はパリ五輪に向け、さらにさらに強くなっていく太田選手。夢のメダル獲得に向け、頑張って欲しいですね!
競輪で学んだ『自分に負けない』走りでメダルを獲りたいです!!
-優勝の心境は?
「こうやってインタビューを受けていてやっと優勝したんだなと自覚してきました」
-レースを振り返って、1番車で前からでしたがどう考えていましたか?
「強気な競走がしたいなと思っていました。今回、ちょっと展開が違えば、全部突っ張るつもりでいたので、そうやって積極的に走りたいという気持ちがあったから、展開が悪くなっても自分自身を作り上げたのかなという風に思います」
-他のメンバーが動いた時はどうでしたか?
「自力で戦って強いメンバーばかりなので、立ち遅れないことだけ意識して走りました」
-それが1周半動くようなレースになったわけですね。
「そうですね(笑)。犬伏(湧也)さんの後ろで待つという選択肢もあったんですけど、競輪祭の決勝で失敗しているので。もう待つっていう競走はせず、積極的に走れたことはよかったと思います」
-競輪祭の決勝の後に松浦悠士選手から『悔しいだろ』って声を掛けられていましたが、そういうのが活きましたか?
「負けた直後というよりも段々と悔しさが増してきて、自分に負けたレースだったので、今回は自分にも勝ったし、ライバルにも勝てたのですごい達成感がありました」
-ゴールまでもがいて優勝の実感はどうでしたか?
「3コーナーに入ったくらいで、もう自分の力を出し切っていたのでもう何人に抜かれるだろうと思っていたけど、全開で走り切ったら1着でゴールできました」
-ヤンググランプリ優勝で終わりましたが、今年1年はどんな年でしたか?
「今回の開催に入った時から言っていたんですけど、本当に充実していて、このヤンググランプリを獲れたことで、より充実した1年になったんじゃないかと思います」
-競輪は一旦休みで競技の方に向かいますが、来年はどんな年にしたいですか?
「オリンピックという目標があるので、まずはそこの出場をかなえて、その上で、競輪で学んだ『自分に負けない』という走りをしてメダルを獲れたらいいな、という風に思います」
-優勝の喜びをファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「ファンの皆さん1人1人の応援が力に変わったと思います。今後とも応援よろしくお願いします!!」
太田海也(おおた・かいや)
岡山・121期・S級1班 1999年7月27日生まれ。 身長174.0㎝ 体重78.0㎏
Q お客さんの声援はいかがでしたか?
「とても多くの声援が聞こえましたが、前回の競輪祭よりもプレッシャーに感じることなく、力に変えられたかなと思います」