9月15日から18日にかけて青森競輪場で行われた第39回共同通信社杯(GⅡ)、深谷知広選手が2014年のサマーナイトフェスティバル以来、9年振りのビッグレース制覇をはたしました。
今回の決勝戦は、渡邉雄太選手の番手を回ったり、嘉永泰斗選手をブロックするなど、少しずつ深谷選手の走りも変わってきました。
この優勝で賞金ランキングも8位とグランプリも見える位置に浮上してきました。さらに上を目指すと話す深谷選手、これからもパワフルかつ新しい深谷選手の走りを見せて欲しいですね。
さらに上の目標に向かって精いっぱい頑張っていきます!
-久しぶりのビッグレースを制した心境は?
「すごく嬉しい気持ちとまたこの上のGI、グランプリを目指していきたいと思っています」
-決勝はどういう風に考えてましたか?
「(渡邉)雄太に前を任せていましたし、まずは雄太にチャンスのある走りをしてもらって、そこから自分のチャンスを掴もうと思ってました」
-その渡邉選手も積極的でしたが、後ろについていていかがでしたか?
「赤板前におさえに来た時に引いてくれて、僕も引いた方がいいかなと思っていたので、そこで雄太が引いてくれたのを見て、ある程度、考えは一致しているという思いで、そこからは安心してついていました」
-その後の新山響平選手の仕掛けはどういう風に見てましたか?
「本当に一瞬で横まで来たので対処できなかったんですけど、1人で来ていたのもあって、何とか(雄太を)迎え入れてと思いました」
-最終バック過ぎからご自身で出て行く決断をしたと思いますが、いかがでした?
「決勝戦ですし、すごい葛藤もありましたが自分のチャンスのある位置から踏ませてもらいました」
-そこからゴールまではいかがでしたか?
「最初、出が悪かったので苦しかったんですけど、直線で車が伸びていく感じはあったので行けるなと思いました」
-昨年末くらいから戦法も変わってきましたが、ご自身はどのように考えていますか?
「やっぱり周りの若い選手だったりも多いので、今までは意地を張って別線でも自力という選択だったんですけど、南関東として強くなっていかなければいけないですし、ラインとしてまとまって強くなっていくということを増やしていこうと思いました」
-今回任せた渡邉選手はいかがでしたか?
「本当にいい仕掛けでしたし、そこからもう一歩だと思うので、これからさらに一緒に練習していって一緒に強くなっていきたいなと思います」
-待って仕掛けると変わったスタイルで挑んでいたと思いますが、どうでしたか?
「なかなか力一本では勝てないようになってきているので、その中で考えてはいますね」
-この先、どんな競走をしていきたいか教えてください。
「番手をまわった時に自分だけというレースがまだ多いので、ラインでワンツースリーを決められるように、テクニックを持てるようにしていきたいですし、自力で走る時はいつでも先行できるように準備していきたいと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「優勝できてとても嬉しいです。これからさらに上の目標に向かって、精いっぱい頑張っていきますので応援よろしくお願いします!」
深谷知広(ふかや・ともひろ)
静岡県・96期・S級1班 1990年1月3日生まれ 身長169.8㎝ 体重79.0kg
Q今回の4日間で印象的だったレースはありますか?
「やっぱり初日の犬伏(湧也)の強さを肌で感じて、それが自分の中では印象が強いです」