ガールズケイリンが更に進化します。ガールズケイリン10周年を越え、いよいよGIがスタートしました。今回は出場選手すべてガールズ選手となる「第1回オールガールズクラシック」です。
松戸競輪場を舞台に10月2日から4日、ナイター開催で行われ、GIレースは後半6レースです。前半6レースは通常のガールズケイリンが行われ、各2レースのトーナメント戦が行われます。
12レース全てがガールズケイリンとなるので、ガールスケイリンファンには堪えられない3日間となるでしょう。
初日12レースはティアラカップ
初日第12レースでは選抜された7選手によるティアラカップが行われます。こちらの結果も非常に楽しみなところです。GIならではの番組ですよね。このレースはスタートからゴールまでしっかり見て欲しいと思います。誰がスタートを取って、誰から動いて行くのか。そして主導権を積極的に取りに行く選手から、捲る選手、そのスピード。そしてゴール。リアルタイムで見るのが選手たちの調子が一番よくわかると思います。トップのレースを堪能いただけるでしょう。
柳原真緒(福井114期)
奥井迪(東京106期)
山原さくら(高知104期)
久米詩(静岡116期)
児玉碧衣(福岡108期)
坂口楓華(京都112期)
尾方真生(福岡118期)
以上の7選手がティアラカップに出場します。
ガールズグランプリ2022で3位までの選手と選考期間の獲得賞金上位選手たちです。
かなり見応えのあるレースになりそうですね。
さて、オールガールズクラシックは勝ち上がり戦であります。
ティアラカップは準決勝に進出、予選は2位まで全員準決勝、3位が4選手のみ準決勝に進出します。
予選3位選手中の選考順位順に上位4人が準決勝進出となります。
決勝は各準決勝2位までと、3位中1名が決勝進出となります。この場合の進出条件は、ティアラカップの成績上位者、いなければ予選の成績上位者、同じ成績であれば選考順位上位者となります。
これは男子競輪でも同じなので知らなかった方は是非覚えておいてほしいと思います。
そして、このレースはGIなので、優勝するとガールズグランプリの出場権を獲得できます。
ガールズ選手の目標はGI優勝。そしてグランプリ優勝への第一歩。
今年から始まったGIは当然ガールズ選手達の目標です。まずは出場に始まり、優勝、そしてグランプリ出場、そして優勝と続いて行きます。
第1回パールカップ(GI)を優勝して、既にグランプリの出場権を獲得している児玉碧衣ですが、「初代女王って言われるのが好きなので(笑)、優勝を狙っていきます」と言っています。初代チャンピオンに輝くのは誰なのか? そしてガールズグランプリの出場権を獲得するのは?
全ガールズ選手のトップを走り続ける児玉の言葉が全てを現わしていると思います。
注目選手
ティアラカップ出場選手
児玉碧衣 福岡 108期
今年前半の不調を取り返すような現在の好調さ、松戸のような短い走路は苦手としていますが、早めに仕掛けて突破してくれるのではないでしょうか。ここのタイトル獲得に向けて練習を積み上げて来ると思います。
久米詩 静岡 116期
久米詩選手も今年初コレクションを優勝し、今回も優勝候補の一角を担います。ガールズドリームレースのらしくない後手にまわったレースをかなり悔いていた姿が印象的だったので、松戸ということもあり、今回はいつも以上に早め早めに動いていきそうですね。
山原さくら 高知 104期
山原さくら選手も高い勝率を誇る選手です。今回もしっかり前々に攻めて勝ち上がってきそうな気配ムンムンです。
予選注目選手
佐藤水菜 神奈川 114期
パリオリンピックでメダル獲得を目指す選手たちの中でも、ケイリンで強さを見せているのが佐藤です。ガールズドリームレースでは、内に詰まった形で終わってしまいましたが、ここは短走路ということもあり、その強さを存分に見せてくれると思います。
太田りゆ 埼玉 112期
ガールズドリームレースでは捲り届かずの2着に終わりましたが、その捲るスピードは超級でした。今回はアジア大会終了後であり、調子のほどが分かりませんが、しっかりリカバリーして出場してくると思います。そのスピードに注目したいと思います。
石井寛子 東京 104期
ティアラカップ出場級の選手ですが、今回は予選スタートとなりました。予選では番組の組み合わせ次第ですが、その強さを発揮して自在なレースを見せ勝ち上がってくるでしょう。
レースの組み立てはガールズ選手の中でもトップクラスです。
その他の選手も魅力あるレースを見せてくれる選手が多数出場してきます。
ガールズグランプリ2022覇者の柳原真緒、オリンピック出場を目指す梅川風子、今年優勝回数10回の吉川美穂、東京オリンピック出場の小林優香、好調の尾方真生など、ガールズケイリンのトップを決めるレースとなりました。
真のガールズケイリンチャンピオンは誰なのか、是非ご覧になってお楽しみください。